重要文化財 東北院職人歌合絵巻(部分) 鎌倉時代・14世紀
本館 3室
2012年7月18日(水) ~ 2012年8月26日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものでした。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品は、宮廷貴族の調度品として用いられ、鑑賞された工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。絵画は花園院(1297-1348)周辺での制作が想定される「東北院職人歌合絵巻」を、書跡は夏休みにあわせて、仮名の基本である高野切一種~三種の筆跡を紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 東北院職人歌合絵巻 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | A-1399 | ||
重美 | 大字和漢朗詠集切 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 森田竹華氏寄贈 B-2989 | ||
関戸本和漢朗詠集切 | 1幅 | 源兼行筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | |||
おすすめ | 重美 | 高野切本古今和歌集(巻第十八断簡) | 1幅 | 伝紀貫之筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | |
重美 | 法輪寺切本和漢朗詠集 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||
古筆手鑑 毫戦 | 1帖 | 奈良~江戸時代・8~19世紀 | B-3327 | ||||
水邊芦花双鷺鏡 | 1面 | 平安時代・12世紀 | E-15414 | ||||
州浜松藤双鳥鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-13812-9 | ||||
群蝶双雀鏡 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | 鹿児島・枚聞神社蔵 |