浮世絵のつくり方
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」のできあがり
本館 特別2室
2009年7月28日(火) ~ 2009年9月6日(日)
「どうやってつくったのか」を知ることは、作品理解の重要な手がかりになります。伝統的な日本美術の製作工程や技術は、私たちの日常では目にする機会も少なく、作品を一見したところで想像すらつかないものが多くあります。そこで、当館が所蔵する技術見本に加え、近年東京藝術大学の協力を得て製作した工程見本ならびに本展示にあわせて専門家に制作を依頼した工程見本を加え、作品ができるまでを、見てわかりやすく、読んで納得、触って実感できる展示で紹介します。
関連事業:教育普及スペース みどりのライオン ハンズオン体験コーナー「北斎の冨士を作ろう!」
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 日本画の描き方 ―裏から色を塗る方法 <制作工程模型 仏画(裏彩色) 一字金輪像> | 1式 | 平成20年度 東京芸術大学学生ボランティア作 | 平成20年(2008) | |||
おすすめ | 十六羅漢像(迦諾迦伐蹉尊者) | 1幅 | 三重・天然寺旧蔵 | 南北朝時代・14世紀 | A-225-2 | ||
仏像のつくり方 ―一本の木から彫る方法 <制作工程模型 仏像彫刻(一木造) 聖観音菩薩立像> | 1式 | 平成18年度 東京芸術大学学生ボランティア作 | 平成18年(2006) | ||||
色絵の皿のつくり方 <制作工程模型 色絵磁器> | 1括 | 十二代今泉今右衛門 永竹威(文書記録者) 昭和29年(1954)文化庁購入 | 昭和29年(1954)頃 | G-5813-3 | |||
刀の譚のつくり方 ―細かいもようを描く方法 <制作工程模型 譚(布目象嵌)> | 1式 | 鹿島一谷作 | 昭和30年(1955) | E-20044 | |||
刀のつば 月と桜のもよう <月に桜花図鐔> | 1枚 | 加納夏雄作 | 江戸~明治時代・19世紀 | クインシー・A・ショー氏寄贈 F-12937-X | |||
刀のつば 雷のもよう <雷文透象嵌鐔> | 1枚 | 其阿弥作 | 江戸時代・18世紀 | クインシー・A・ショー氏寄贈 F-12949 | |||
刀のつば 扇のもよう <地紙散透鐔> | 1枚 | 伝阿州正阿弥作 | 江戸時代・18世紀 | 川田龍吉氏寄贈 F-13445 | |||
おすすめ | 浮世絵版画のつくり方 <制作工程模型 浮世絵版画 冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏> | 1式 | アダチ伝統木版画技術保存財団作 | 平成21年(2009) | |||
浮世絵の下絵 | 3冊 | 歌川国貞(三代豊国)筆 | 江戸時代・19世紀 | 三谷長三郎氏寄贈 A-8751-X | |||
色絵の皿 芙蓉のもよう <色鍋島芙蓉絵皿> | 1枚 | 12代今泉今右衛門作 | 昭和29年(1954)頃 | G-5813-1 | |||
色絵の皿 花のもよう <色鍋島唐花文大皿> | 1枚 | 12代今泉今右衛門作 | 昭和29年(1954) | G-5813-2 |