「名物裂」にみる文様ＩＩＩ―宝尽し文―
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蘇芳地連雲宝尽し文金襴 (富田金襴) 中国 前田家伝来 明時代・15～16世紀
東洋館 第5室
2008年10月21日（火） ～ 2009年1月12日（月・祝）「名物裂」と呼ばれている染織品は、室町時代に発展した茶の湯の流行にともなってあらわれてきたもので、広くは鎌倉時代から江戸時代初期にかけて、中国などから舶載された染織品の一群です。これらは中国の元・明・清時代に中国などで製作された金襴をはじめ緞子・錦・間道などが含まれます。こうした染織品は、大名家や社寺などに所蔵されたものもあれば、茶道の仕覆や袋、書画の表装裂などに用いられました。名物裂にはさまざまな種類の技法と文様がみられます。今回は宝尽し文を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 金地宝尽し散らし文金襴 | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-190-7 | ||
| おすすめ | 蘇芳地連雲宝尽し文金襴 (富田金襴) | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・15～16世紀 | TI-190-17 | ||
| 紺地雲に宝尽し文金襴 (安楽庵金襴) | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-315 | |||
| おすすめ | 縹地青海波宝尽し文緞子 (本能寺緞子) | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・15～16世紀 | TI-190-35 | ||
| 縹地卍入三重襷に花折枝宝尽し文緞子 | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-338 | |||
| おすすめ | 萌黄地一重蔓小牡丹唐草宝尽し文金襴 (大黒屋金襴) | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-316 | ||
| 梅小石畳地宝尽し文緞子 (伊予簾緞子) | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-342 | |||
| 淡紅地石畳襷宝尽し文金糸入錦 | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-324 | |||
| 縞地宝尽し文金襴 | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-190-8 | |||
| 縹地花宝尽し入三重襷文緞子 | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-340 | |||
| 濃浅葱地花折枝宝尽し文緞子 (相阿弥緞子) | 2枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-17 |