「名物裂」にみる文様IV―幾何学文と縞―
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茶地鱗文緞子 (住吉緞子) 中国 前田家伝来 明時代・15～16世紀
東洋館 第5室
2009年1月14日（水） ～ 2009年4月5日（日）「名物裂」と呼ばれている染織品は、室町時代に発展した茶の湯の流行にともなってあらわれてきたもので、広くは鎌倉時代から江戸時代初期にかけて、中国から舶載された染織品の一群です。これらは中国の元・明・清時代に中国などで製作された金襴をはじめ緞子・錦・間道などが含まれます。こうした染織品は、大名家や社寺などに所蔵されたものもあれば、茶道の仕覆や袋、書画の表装裂などに用いられました。名物裂にはさまざまな種類の技法と文様がみられます。今回は幾何学文様や縞を用いた裂を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 茶地鱗文緞子 (住吉緞子) | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-337 | ||
| おすすめ | 浅葱地鱗文金襴 (井筒屋裂) | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-190-23 | ||
| 淡茶地亀甲文金糸入錦 (葛城裂) | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-322 | |||
| 金地経縞小花幾何学文金襴 (蜀金) | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-309 | |||
| 石畳文浮織 | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-190-29 | |||
| おすすめ | 縞地梅鉢文金襴 (高木金襴) | 2枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-51 | ||
| 縞地月兎丸文金襴 (江戸和久田金襴) | 2枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-21 | |||
| 小菱文縞繻子 (筋繻子) | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-41 | |||
| おすすめ | 日野間道 | 1枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-334 | ||
| 無名間道 | 1枚 | 中国 前田家伝来 | 明時代・16～17世紀 | TI-190-34 | |||
| 望月間道 | 2枚 | 中国 | 明時代・16～17世紀 | TI-11 |