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2018年5月17日(木)の本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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展示室の閉室のお知らせ

2018年12月10日(月)~2019年1月1日(月・祝)まで、本館2階 日本美術の流れは展示環境改善のため閉室いたします。


2階 日本美術の流れ

  
1室  2018年1月2日(火) ~ 2018年7月16日(月)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代では土器や土偶、弥生時代では土器や銅鐸、古墳時代では埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴を紹介します。

  
1室  2018年4月24日(火) ~ 2018年5月27日(日)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。飛鳥時代の特色を顕著に示す如来立像や、最古の印刷物としても著名な百万塔陀羅尼経などを展示します。

  
2室  2018年5月15日(火) ~ 2018年6月3日(日)

この屏風は、京都・神護寺(じんごじ)に伝わった現存最古のやまと絵屏風です。
やまと絵とは、日本の四季の景物や景観を描く作例です。この屏風では、穏やかで美しくも広大な山並みの中に、貴人や庶民たちの営みが細かに描かれています。本来、和歌を記す画面上部の色紙型(しきしがた)と呼ばれる区画には金泥で蝶などの下絵が描かれています。そもそも屏風とは、建物の中を仕切るための調度品(建具)の一種でした。貴族たちはこうしたやまと絵屏風を描かせ、そこに和歌を記し、身近に置くことで日々の生活を彩っていたのです。それではなぜ、こうした調度品が神護寺という密教寺院に伝えられたのでしょうか。
実はこの屏風は、神護寺では灌頂(かんじょう)という密教の儀式で用いられていたようです。こうしたやまと絵屏風が他の密教寺院にも伝えられており、おそらくは皇族や貴族の子弟たちが密教寺院に入寺する際、こうしたやまと絵屏風を持ち込み、儀式に用いることが慣例化したのでしょう。
画中の貴人たちに関しては、『源氏物語』の章段を描いたとする説や、七夕など秋の景物を描いたとする説が近年提出されています。離れて見れば雄大な山景が広がり、近くで見れば精緻な描写に目を見張る。平安貴族たちが完成させたこうした美的感覚を、この類い稀なるやまと絵屏風を通じて、ぜひとも共有して頂ければと思います。

  
3室  2018年4月24日(火) ~ 2018年5月27日(日)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されてきました。
絵画は法華経関係の作品を中心に、また書跡は平安時代後期の法華経の優品を展示します。彫刻は浄土教信仰を代表する阿弥陀如来立像を展示します。工芸は前回に引き続き那智経塚出土の金銅三昧耶形などを展示します。

  
3室  2018年4月24日(火) ~ 2018年5月27日(日)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものでした。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。
今回は、京都洛北に住まう土蜘蛛を源頼光主従が退治する土蜘蛛草紙や、さまざまな歌集の古筆などを展示します。

  
3室  2018年4月24日(火) ~ 2018年5月27日(日)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立しました。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。今回は周文様式の山水画を中心に展示します。

  
4室  2018年3月20日(火) ~ 2018年6月17日(日)

日本の伝統文化代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。床に飾る掛け軸、花入、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、春から初夏の茶事を想定しながら取り合わせて展示します。

  
5室・6室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月16日(月)

鎌倉時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。
刀剣は、5月15日(火)から、奥州伊達家伝来の青江次直の短刀とその合口など、刀身に刀装が付属するものは同時に展示し、さらに糸巻太刀など様々な形式や時代の刀装を展示します。甲冑は、兜と袖を完備した室町時代の典型的な胴丸である「黒韋肩妻取威胴丸」など、大鎧、腹巻、当世具足の各種の作品や兜を展示します。

  
7室  2018年4月24日(火) ~ 2018年5月27日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。今回は、山桜や藤などが描かれた春から初夏にかけてを描いた屏風をお楽しみください。

  
8室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月22日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を展示します。初夏の草花を表わした作品や、夏に因み涼しさを感じさせる水辺の意匠などの品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2018年5月8日(火) ~ 2018年6月3日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は酒井抱一の代表作の一つ「四季花鳥図巻」のほか、安土桃山~江戸時代における諸派の画家たちによる花鳥画などをご覧いただきます。書跡は、中国大陸から渡来した黄檗僧と、江戸時代前期の儒者の書を中心に展示します。

  
9室  2018年4月24日(火) ~ 2018年6月17日(日)

当館所蔵の和歌山県・丹生都比売神社伝来の舞楽面、舞楽装束、天冠などを展示します。江戸時代以降の舞楽装束には見られない、中国から舶載された金襴や錦で製作された装束や、摺絵・板締・縫い締絞り・刺し繡など、室町時代特有のさまざまな染織技法を紹介し、現代に遺された伝統とは異なる、中世的な舞楽の意匠表現に迫ります。

  
10室  2018年5月15日(火) ~ 2018年6月3日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。今回は、墨一色の墨摺絵から、筆彩を加えた丹絵や漆絵をはじめとして、肉筆画のみを制作した懐月堂安度など初期浮世絵の作品に、歌麿の美人画、広重の花鳥図などから初夏らしい作品を加えて展示します。

  
10室  2018年4月24日(火) ~ 2018年6月17日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませてください。今回は晩春から初夏の季節に合わせ、藤・牡丹・百合・桐といった草花模様や茶摘み風景を意匠化した小袖や間着などを展示します。また、男性のお洒落小物である印籠・根付も併せて展示します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2018年4月24日(火) ~ 2018年7月22日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。

  
特別1室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月1日(日)

高野切は、平安時代・11世紀半ばに書写された『古今和歌集』の現存最古の写本です。平安時代に書写された仮名の最高峰であり、現代のひらがなの美しい形のもととなるもので、日本の書の歴史において基本中の基本とされる重要な作品です。本特集ではまず、高野切の仮名の世界をじっくりとご覧いただきます。そして、高野切の三人の筆者によるほかの作品を展示するとともに、高野切に類似する同時代の仮名もご紹介します。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月22日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。

  
12室  2018年4月10日(火) ~ 2018年7月1日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。平安時代前期まで遡る非常に稀少な名品である国宝「海賦蒔絵袈裟箱」や、複雑な蒔絵技法を駆使して歌枕を表現した重要文化財「男山蒔絵硯箱」など、各時代の特色がよく現れた作品を中心にごらんいただく展示します。

  
13室  2018年4月10日(火) ~ 2018年6月24日(日)

古代・中世・近世と時代の流れに沿いながら、仏具・釜・鏡・七宝・錺金具・置物などを展示します。金や銀、銅、鉄といった金属素材の美しさと、緻密で大胆かつ自由な表現を堪能し、それぞれの作品が持つ魅力に触れてください。現存最古の年紀を持つ鰐口や蝶をかたどった磬、身近な動植物を題材にとった江戸時代の自在置物や鏡など、それぞれの時代のユニークな造形を紹介します。

  
13室  2018年4月10日(火) ~ 2018年6月24日(日)

古青江正恒の太刀、備前一文字派を代表する刀工、吉房の代表作の太刀など、鎌倉時代から江戸時代に至る、各国の代表的な流派の刀剣を16口を展示します。刀装具は4月17日から、室町時代から江戸時代に至る、桜や蝸牛など春から初夏の季節にふさわしい題材の鐔・小道具を展示します。

  
13室  2018年2月27日(火) ~ 2018年5月20日(日)

平安時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して展示します。次の部屋(14室)近くのケースでは、長崎の陶磁器を展示します。

  
14室  2018年4月24日(火) ~ 2018年6月24日(日)

茶の湯の茶碗のなかでも、日本国内で作られた茶碗、いわゆる「和物茶碗」の展示です。和物茶碗は、喫茶の風とともに中国から取り入れられた精美な唐物茶碗や、室町時代後期に美意識の変化に伴って茶の湯の茶碗に見立てられるようになった高麗茶碗とは異なり、安土桃山時代に大成された侘茶のために創作され、多様に展開していきました。この特集では、館蔵品・ご寄託品による美濃、樂、京焼、唐津、高取といった各地の和物茶碗を一堂に集め紹介します。

  
15室  2018年5月15日(火) ~ 2018年7月8日(日)

鷗外森林太郎は大正6年(1917)12月末に帝室博物館総長に就任し、翌7年(1918)1月から本格的に執務を始めました。すでに鷗外研究の中で総長在任中の業績については知られてきましたが、ここ数年来の調査によって、館蔵資料の各所に鷗外の筆跡が残されていることが判明しています。
この特集では「帝室博物館書目解題」「鑑査会議」など学芸関係の仕事や館運営の実務に関わる書類や書籍にさりげなく書き込まれた鷗外の筆跡と学術書などに寄せて巻頭を飾った自筆の題や序文などを多数紹介します。解説には当時の鷗外の日記や書簡を紹介し、館での仕事ぶりとの関連を明らかにします。  

  
16室  2018年2月27日(火) ~ 2018年5月20日(日)

アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化です。当館のアイヌ資料は、1875(明治8)年のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。
今回はアイヌの人びとの祈りをテーマとして展示します。アイヌの人びとがまつりの際に身に着けた冠や首飾りなどの装身具に加え、イクパスイ(儀礼用の箆)などとともに、熊送りにかかわるさまざまな道具を展示します。あわせてアイヌ風俗画も展示し、アイヌの人びとの祈りの姿を紹介します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2018年5月8日(火) ~ 2018年6月17日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画は、晩春から初夏の季節のモティーフを題材として取り上げた優品の数々を展示し、洋画は春の時候の風情を取り上げた作品など、明治時代の油彩画を中心にご覧いただきます。工芸は、明治時代前半の作品を展示し、近代日本の重要な輸出品であった工芸品の様相をご覧いだきます。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2017年4月18日(火) ~ 2018年8月5日(日)

今回の工程見本は、沖縄の紅型をテーマに制作しました。原品の「紅型衣装 白木綿地牡丹模様」は、白地に牡丹の花・蕾・葉を密に染め出した作品です。複雑な模様構成や鮮やかな色使いには、19世紀の沖縄・琉球王朝下に花開いた染色技術の粋が尽くされています。この精緻な花びらや葉の形を染め出す技術とは、また、鮮やかな発色を可能にするメカニズムとは、どのようなものなのでしょうか?この度の展示は、これらの疑問に模作の制作を通して迫ろうとする試みです。