過去のコンサート

ピアノ：マルタ・アルゲリッチ

ブエノスアイレス出身。名実ともに世界最高峰のピアニストとして、その活動は常に世界中の音楽ファンから注目をされている。1957年ブゾーニ、ジュネーブの両国際ピアノコンクール優勝、1965年ショパン国際コンクール優勝以来今日まで、世界中の著名なオーケストラや指揮者、音楽祭から絶えず招きを受けている。
1998年より別府アルゲリッチ音楽祭の総監督を務め、アジアをはじめ世界の音楽家との共演のほか若手音楽家の育成にも力を注ぎ、その革新的な音楽創造への試みは、日本をはじめ世界の音楽界に多大な影響を与え続けている。
録音も数多く別府アルゲリッチ音楽祭でのチャン・ミョンフンとのプロコフィエフ　ピアノ協奏曲第3番やドビュッシーの作品を含む子どもたちへのＣＤは「奇跡のような演奏」と評され、アルゲリッチにとっても記憶に残るものとなっている。2005年別府アルゲリッチ音楽祭の功績が認められ旭日小授章受賞。同年日本美術協会より世界文化賞受賞。別府アルゲリッチ音楽祭総監督。2007年よりアルゲリッチ芸術振興財団総裁。

ピアノ・おはなし：伊藤京子

福岡県出身。東京藝術大学附属高等学校から東京藝術大学、フランクフルト音楽大学卒業。第43回日本音楽コンクール第3位入賞。1977年ブゾーニ国際コンクール第3位入賞。10年間の渡欧中、ドイツ、オランダ各地でリサイタルを開き、日本国内では1978年九響と2曲のコンチェルトを弾き、本格的な演奏活動を開始し、ショパン協会例会、毎日ゾリステン他ギフテッド・アーティストシリーズ（音楽之友社、新日鐵主催）で第1回出演者に選ばれ主要オーケストラとの共演等ピアニストとして音楽界の注目を集め、常に高い評価を得てきた。
巨匠シノーポリ、サヴァリッシュやアルゲリッチとの共演をはじめ、国内外での演奏活動と共に1994年より大分県での音楽事業に携わる。講演、執筆等その活動は多岐にわたっている。
全日本学生音楽コンクール審査員、北九州文化大使を務める。北九州市民文化賞、国際ソロプチミスト「女性栄誉賞」、大分合同新聞文化賞、新日鐵音楽賞「特別賞」、別府市特別功労表彰、大分県功労者表彰を受賞。別府アルゲリッチ音楽祭総合プロデューサー。2007年よりアルゲリッチ芸術振興財団副理事長。