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過去の一般向けプログラム

【中止】連続講座「鳥獣戯画研究の最前線」

展覧会の開催延期に伴い、イベントを中止とさせていただきます。 延期後のイベント等については、開催を調整中です。開催決定後に参加を希望される方は、お手数ですがあらためてご応募していただきますようお願い申し上げます。

鳥獣戯画といえば、誰もが知る、日本美術の中でも抜群の知名度を誇る作品です。ただ、その成立や主題、制作目的などは謎に包まれています。本講座は、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」の開催に合わせ、本絵巻の伝わった高山寺の歴史を踏まえ、多角的な観点からこの謎多き絵巻の徹底解明に挑みます。
*2日間(全6講)ご参加できる方が対象です。
*諸事情によりイベントが中止になった場合は、当館ウェブサイト等でお知らせします。

*一部座席にヒアリングループ(磁気ループ)を設置しています。

日程
2020年8月14日(金) ~ 2020年8月15日(土)  
時間
13:00~17:00(開場は各日12:30を予定)
会場
平成館-大講堂
プログラム
◆8月14日(金) 
  ごあいさつ 田村裕行(高山寺執事長)
13:00~14:00 第1講「鳥獣戯画の伝わった寺―高山寺と明恵上人をめぐる美術―」
  ①明恵上人と高山寺の文化財
   講師:大槻信(京都大学大学院文学研究科教授)
  ②明恵上人坐像の作者は誰か?―高山寺の彫刻と慶派仏師をめぐって―
   講師:皿井舞(東京国立博物館平常展調整室長)
    ――― 休憩(10分)―――
14:10~15:40 第2講「鳥獣戯画研究のこれまでとこれから」
  ③鳥獣戯画八〇〇年の生命誌―伝来と研究史をたどる―
   講師:土屋貴裕(東京国立博物館特別展室主任研究員)
  ④欧米がみた鳥獣戯画―近代における海外出品をめぐって―
   講師:鬼頭智美(東京国立博物館上席研究員)
  ⑤鳥獣戯画「平成の修理」の成果と展望
   講師:朝賀浩(宮内庁三の丸尚蔵館)
    ――― 休憩(20分)―――
16:00~17:00 第3講「誰が描いたのか?―絵師をめぐる議論―」
  ⑥宮廷絵師説の可能性―「伴大納言絵巻」との近さを視野に入れて―
   講師:五月女晴恵(北九州市立大学文学部准教授)
  ⑦絵仏師説の可能性―鳥羽僧正覚猷説と当時の寺院の社会性の観点から―
   講師:大原嘉豊(京都国立博物館保存修理指導室長)

◆8月15日(土)
13:00~14:30 第4講「何が、どのように描かれているのか?―図様と表現の特質―」
  ⑧平安絵巻としての鳥獣戯画―ストーリー展開の妙味―
   講師:井並林太郎(京都国立博物館企画室研究員)
  ⑨白描画としての鳥獣戯画―線描の妙技―
   講師:古川攝一(大和文華館学芸員)
  ⑩正倉院宝物と鳥獣戯画
   講師:増記隆介(神戸大学大学院人文学研究科准教授)
    ――― 休憩(10分)―――
14:40~15:40 第5講「何のために描かれたのか?―主題と制作背景を探る―」
  ⑪鳥獣戯画は戯画なのか?
   講師:沖松健次郎(東京国立博物館絵画・彫刻室長)
  ⑫鳥獣戯画の主題解釈は可能か?
   講師:三戸信恵(山種美術館特別研究員)
    ――― 休憩(20分)―――
16:00~17:00 第6講 パネルディスカッション「徹底討論!鳥獣戯画研究を究める」
定員
380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
※キャンセル待ち等、当日受付はございません
聴講料
無料(ただし本展覧会の観覧券が必要。半券でも可。その場合は、初日の入館料が必要。2日目は初日にお渡しする受講券でご入館いただけます。なお、受講券で特別展の観覧はできません。)
申込方法
ページ右下からリンクしている申込フォームか往復はがきでお申し込みください。
往復はがきの場合は、「往信用裏面」に①参加者全員(最大2名まで)の氏名・ふりがな、②代表者の郵便番号・住所・電話番号を、「返信用表面」に代表者の郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、下記申込先にお送りください。
なお、申込は各回お1人(または1組)につき1通までです。
往復はがきでの申込先
〒110-8712
東京都台東区上野公園13-9
東京国立博物館 教育講座室「連続講座」係
申込締切
5月19日(火)必着
お問合せ
03-3822-1111(代) 教育講座室