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過去のイベント

綴プロジェクト寄贈の高精細複製品 お披露目

綴プロジェクト高精細複製品 受贈記念

特定非営利活動法人 京都文化協会とキヤノン株式会社が共同で取り組んでいる「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第13期作品として、東京国立博物館所蔵の国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)、国宝「納涼図屏風」(久隅守景筆)、重要文化財「歌舞伎図屏風」(菱川師宣筆)、重要文化財「秋草図屏風」(俵屋宗雪筆)、および九州国立博物館所蔵の「唐船・南蛮船図屏風」(狩野孝信筆)の高精細複製品が制作され、独立行政法人国立文化財機構へ寄贈されました。

そのうち「納涼図屏風」、「秋草図屏風」、「歌舞伎図屏風」を、東京国立博物館の北側庭園にある九条館でお披露目します。お茶室内に置かれた高精細複製品の屏風をぜひお楽しみください。

 

 

展示される高精細複製品と展示期間

 

高精細複製品 国宝「納涼図屏風」

展示期間     10月27日(火)~31日(土)、11月1日(日)~11月7日(土)


高精細複製品 国宝「納涼図屏風」
原本/久隅守景筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

夕顔棚の軒端(のきば)の下で、夕涼みをする三人の家族。みな無言で月を眺めています。父のそばに坐る子の表情は穏やかで、その子を思う親の心が強く感じられる作品です。

 

高精細複製品 重要文化財「秋草図屏風」

展示期間     11月10日(火)~11月14日(土)、11月17日(火)


高精細複製品 重要文化財「秋草図屏風」(右隻)
原本/俵屋宗雪筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

金地の野辺に、萩(はぎ)、薄(すすき)、女郎花(おみなえし)、芙蓉(ふよう)など秋の草花が咲き乱れています。草花の動きと、土坡(どは)の重なりとが澄み切った秋の空を生み出しています。

 

高精細複製品 重要文化財「歌舞伎図屏風」

展示期間     11月26日(木)~27日(金)、11月29日(日)~12月5日(土)


高精細複製品 重要文化財「歌舞伎図屏風」(左隻)
原本/菱川師宣筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

右に芝居小屋「中村座」の入口と、役者総出の太平楽の華やかな舞台と観客席、左に楽屋とこれに繋がる茶屋が緻密な描写と構成によって、臨場感をもって表現されています。285人のさまざまな人々の姿が、活き活きと描き込まれた師宣最晩年の代表作です。

 

日程
2020年10月27日(火) ~ 2020年12月6日(日)  
時間
10:00~16:00
※悪天候の場合、庭園開放は中止します。
会場
庭園-九条館
休館日
月曜日
※祝・休日の場合は翌平日を休館
※茶室の使用状況により、開館日でも展示がない場合があります。展示作品と期間の詳細は本ページの《展示される高精細複製品と展示期間》をご覧ください。
料金
総合文化展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)で体験いただけます。
※総合文化展観覧料金 一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定券)が必要です。
お問合せ
03-5834-2856(文化財活用センター)