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過去の親と子のギャラリー

親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」

東京国立博物館、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会は、ファミリー向け企画・親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」を開催します。2021年1月~2月に開催しご好評いただいた企画、親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」が夏休みに帰ってきます。本展は、東京国立博物館のコレクションの中から「浮世絵」「うるし」「きもの」「よろい」の4つをテーマに取り上げた、デジタルコンテンツやぬりえなどの体験型展示です。各コンテンツの体験により、日本の美術や文化をより深く楽しむことができます。

開催期間
2021年7月20日(火)~9月5日(日)
開催場所
本館1階 特別4室

※本展はデジタルコンテンツや複製品を用いた体験型展示です。体験のモチーフとなっている原作品は展示していません。

※会場内では消毒等、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して行います。

※「きもの」コーナーは7月20日(火)~8月15日(日)、「よろい」コーナーは8月17日(火)~9月5日(日)に実施します。

※本ページ下部より会場で配布しているワークシートのPDF版をダウンロードしていただけます。
ワークシートダウンロードに移動

前回の様子

親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」 2020年度開催アーカイブ

2021年1月・2月、東京国立博物館にて、「日本の文化」をテーマにした、子どもも大人も楽しめる体験型展示がおこなわれました。そのイベントの様子や来館者の感想など動画でご紹介します。

浮世絵

開催期間
2021年7月20日(火)~9月5日(日)

日本の江戸時代(17~19世紀)の人びとの姿や世の中の様子を描いた浮世絵。本展の浮世絵コーナーでは、複製品の展示を通し、版を重ねて多色摺りの浮世絵版画ができるまでの工程を紹介します。
また、会場内ではスタンプを重ねて浮世絵版画のしくみを体験することができます。

スタンプコーナー(2020年度 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」の様子)

多色摺り浮世絵版画の現代につくられた複製品(制作:公益財団法人 アダチ伝統木版画技術保存財団)
(原作品:重要文化財 三代目大谷鬼次の江戸兵衛 東洲斎写楽筆 江戸時代・寛政6年(1794)※期間中、本作品の展示予定はありません。)

多色摺り浮世絵版画 見本1「主版」

1.

最初は絵の輪郭です。これを主版(おもはん)といいます。

多色摺り浮世絵版画 見本2「きものの縞」

2.

きものは黄色い地に茶色い縞を重ねます。

多色摺り浮世絵版画 見本3「背景(雲母摺り)」

3.

背景は「雲母(うんも)」をのせた雲母摺(きらず)りでメタリックに表現されます。

多色摺り浮世絵版画 見本4 完成図

4.

完成
 

 

※ここでは工程を省略して紹介しています。

うるし

開催期間
2021年7月20日(火)~9月5日(日)

「ウルシノキ」の樹液を、器の表面に塗り重ね飾ったものを漆工芸(うるしこうげい)とよびます。この樹液に色をつけたり、漆を接着剤のように使い金属の粉を蒔きつけたり(蒔絵(まきえ))、金属や貝殻の薄い板を貼りつけたり(螺鈿(らでん))と、さまざまなテクニックで文様を表します。会場のタッチ端末では、漆工芸に用いられるテクニックを学びながら、尾形光琳の代表作である国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)」を題材としたオリジナルの漆の箱をデザインできます。

題材となった「国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱(尾形光琳作 江戸時代・18世紀)」画像

「国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱(尾形光琳作 江戸時代・18世紀)」を題材にしています。
※期間中、本作品の展示予定はありません
 

端末をタッチしてオリジナルの漆の箱をデザインしている様子

端末をタッチしてオリジナルの漆の箱をデザインできます。
(コンテンツ制作:TNYU Inc.)

デザインしたオリジナルの漆の箱は、ペーパークラフトの型紙データとして、会場でお手持ちの携帯端末等にダウンロードできます。ダウンロードしたデータはご自宅で印刷し、組み立ててお楽しみください。
※会場で型紙データの印刷サービスも実施します。

体験コーナー(2020年度 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」の様子)

八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)
ペーパークラフトのつくりかた

会場でパーツの大きさや置き方を工夫してつくった、オリジナルデザインの箱のペーパークラフトをダウンロードして、つくってみましょう。つくりかたは、下記の動画やPDFをご参照ください。(図柄はご自身でデザインしたものになります。)

 

きもの

開催期間
2021年7月20日(火)~8月15日(日) 

日本の民族衣装として知られるきもの。江戸時代のはじめ(17世紀)には、雛形(ひいながた)と呼ばれる、きもののファッション雑誌が刊行されていました。このコーナーでは雛形をモチーフにしたぬりえに思い思いの色をぬって、細かい模様やデザインの工夫を楽しめます。

雛形のぬりえ

 

よろい

開催期間
2021年8月17日(火)~9月5日(日)

日本のよろいは、武士が合戦の時に着て身を守るだけではなく、自分の活躍をアピールするために、力強く、そして美しくつくられています。このコーナーでは、よろいの構造がわかる着付け動画をご覧いただけます。また、現代につくられたよろいの展示により、伝統的な技法を間近でじっくり観察できます。
※会場ではよろいの着付け体験はできません。

榊原康政が用いた甲冑をモデルにしたもの
(制作:甲冑工房丸武、原作品:重要文化財 黒糸威二枚胴具足 榊原康政所用 江戸時代・17世紀)
 

足利尊氏が用いた兜をイメージしたもの
(制作:甲冑工房丸武)

 

日本のよろい、そのしくみ

日本のよろいは武士の身を守る武具であると同時に、さまざまな材料と技術をあつめた芸術品です。丈夫でうごきやすいだけでなく、戦場で活躍をアピールするために力強い美しさや目立つことも求められました。
よろいの仕組みに注目して、実際によろいやかぶとを身につけるところを見てみましょう。

 

 

 
 
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令和3年度日本博主催・共催型プロジェクト

日程
2021年7月20日(火) ~ 2021年9月5日(日)  
時間
9:30~17:00
※入館は閉館30分前まで。体験受付は閉館15分前まで。
会場
本館-特別4室