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2025年で22年目となるお正月の恒例企画「博物館に初もうで」を、2025年1月2日(木)より開催します。巳年にふさわしくヘビにまつわる作品をご紹介する特集や、国宝「松林図屛風」をはじめとするお正月らしい名品の数々をご覧いただきます。 1月2日(木)・3日(金)には新春イベントも開催します。 東京国立博物館で日本のお正月を堪能してください。
2025年1月2日(木)~1月26日(日) 本館 特別1室・特別2室
令和7年(2025)は巳年。ヘビは人間の生活圏に生息する身近な生き物ですが、大きな口やにょろにょろとした動きには独特のインパクトがあります。脱皮を繰り返す生態や、時に毒をもつ特性もあいまって、私たちは古くからヘビに不思議なパワーを見出してきました。 本特集では、古今東西の絵画や彫刻、工芸品を通して、美しさ、迫力、面白さ、可愛らしさなど、私たちがヘビに重ねてきたさまざまな魅力を紹介します。変化自在の活躍を見せるヘビたちのパワーを浴びながら、新しい年の訪れを感じてください。
掲載作品はすべて東京国立博物館蔵です。
タイ・ロッブリー出土 アンコール時代・12~13世紀 三木榮氏寄贈
悟りを得たブッダが瞑想する間、ヘビの王「ナーガ」が傘となり雨風から守ったという伝説に基づいた仏像。ブッダの背後に7つの頭を持ったヘビが見えます。
宗義作 昭和時代・20世紀
頭部を除き、大小合わせて222個の部材からなる「自在置物」。本物のヘビのようにとぐろを巻いたり、這いずり回ったり、自然な動きができます。展示室では原品とあわせて複製品を自動で動かし、にょろにょろと動く様子を目の前でご覧いただけます。
京都・浄瑠璃寺伝来 鎌倉時代・13世紀
薬師如来が従える十二神将のうちの巳神。ヘビのように鋭いにらみをきかせています。頭上にはとぐろを巻いて鎌首を持ち上げるヘビを表しています。
渓斎英泉筆 江戸時代・19世紀
朝日を浴びて、弁天様の使いとされるめでたい白蛇が松の木に絡む、元旦にふさわしい浮世絵。ヘビの輪郭線は豪華にも銀で摺られていて、間近で見ると鱗の一枚一枚がキラキラと輝くように見えます。
PDFをひらく(3.54MB)
当館所蔵の名品や、お正月を寿ぐ吉祥作品などを展示します。
長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀
お正月恒例の特別公開。松林という日本の伝統的なモチーフを、中国絵画から学んだ水墨表現によって描き出しています。湿った大気を感じさせる墨一色の松林が広がります。
仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀
京焼の陶工仁阿弥道八(にんなみどうはち)の作。黒地に白で外側に鶴、内側に亀を表わし、ふたつあわせて長寿を寿ぐ「鶴亀」の吉祥文様となります。
上杉家伝来 江戸時代・18世紀
吉祥模様のひとつである「松」に、帆船を象徴する「帆」の模様を組み合わせて織り出した唐織。金地によって、いっそうおめでたい雰囲気を出しています。
歌川広重筆 江戸時代・安政3年(1856)
「名所江戸百景」は、広重最大の名所揃いものです。描かれている越後屋は、現在の日本橋三越と、三井記念美術館のある三井本館です。
長船景光 鎌倉時代・元亨2年(1322)
長船景光の代表作で、刀身にある龍の彫刻が名前の由来です。
2025年1月2日(木)
11時00分/13時15分 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 11時45分/14時00分 獅子舞 葛西囃子中村社中 12時30分 吟剣詩舞 正義流詩舞同好会・神刀無念凱山流
2025年1月3日(金)
(注)場所はすべて本館前。各20~30分程度 雨天の場合、本館軒下または平成館 大講堂での実施になる場合があります。荒天の場合は中止します。
2025年1月2日(木)~13日(月・祝)
正門、本館玄関、本館大階段 池坊・蔵重伸氏
2025年1月2日(木)・3日(金)
VR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』を鑑賞された方に、次回以降お使いいただける鑑賞チケット引換券(有効期限:2025年1月4日(土)~6月29日(日))をプレゼントします。 (注)鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。
当館の全ミュージアムショップで合計5,000円(税込)以上お買い上げのお客様に、「玄圃瑶華卓上カレンダー」をプレゼントします(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)。 (注)「Hello Kitty展」のショップを除く。
2025年1月2日(木)・3日(金)(本館ミュージアムショップのみ対象)
ゆりの木で6,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%割引します。
2025年1月2日(木)・3日(金) 10時00分~15時00分
根本中堂を公開します。
2025年で22年目となるお正月の恒例企画「博物館に初もうで」を、2025年1月2日(木)より開催します。巳年にふさわしくヘビにまつわる作品をご紹介する特集や、国宝「松林図屛風」をはじめとするお正月らしい名品の数々をご覧いただきます。
1月2日(木)・3日(金)には新春イベントも開催します。
東京国立博物館で日本のお正月を堪能してください。
特集 博物館に初もうで ―ヘビ~なパワ~を巳(み)たいの蛇(じゃ)!―
2025年1月2日(木)~1月26日(日)
本館 特別1室・特別2室
令和7年(2025)は巳年。ヘビは人間の生活圏に生息する身近な生き物ですが、大きな口やにょろにょろとした動きには独特のインパクトがあります。脱皮を繰り返す生態や、時に毒をもつ特性もあいまって、私たちは古くからヘビに不思議なパワーを見出してきました。
本特集では、古今東西の絵画や彫刻、工芸品を通して、美しさ、迫力、面白さ、可愛らしさなど、私たちがヘビに重ねてきたさまざまな魅力を紹介します。変化自在の活躍を見せるヘビたちのパワーを浴びながら、新しい年の訪れを感じてください。
主な展示作品
掲載作品はすべて東京国立博物館蔵です。
タイ・ロッブリー出土 アンコール時代・12~13世紀 三木榮氏寄贈
悟りを得たブッダが瞑想する間、ヘビの王「ナーガ」が傘となり雨風から守ったという伝説に基づいた仏像。ブッダの背後に7つの頭を持ったヘビが見えます。
宗義作 昭和時代・20世紀
頭部を除き、大小合わせて222個の部材からなる「自在置物」。本物のヘビのようにとぐろを巻いたり、這いずり回ったり、自然な動きができます。展示室では原品とあわせて複製品を自動で動かし、にょろにょろと動く様子を目の前でご覧いただけます。
京都・浄瑠璃寺伝来 鎌倉時代・13世紀
薬師如来が従える十二神将のうちの巳神。ヘビのように鋭いにらみをきかせています。頭上にはとぐろを巻いて鎌首を持ち上げるヘビを表しています。
渓斎英泉筆 江戸時代・19世紀
朝日を浴びて、弁天様の使いとされるめでたい白蛇が松の木に絡む、元旦にふさわしい浮世絵。ヘビの輪郭線は豪華にも銀で摺られていて、間近で見ると鱗の一枚一枚がキラキラと輝くように見えます。
博物館に初もうで ―ヘビ~なパワ~を巳(み)たいの蛇(じゃ)!― パンフレット
PDFをひらく(
3.54MB)
お正月を祝う作品
当館所蔵の名品や、お正月を寿ぐ吉祥作品などを展示します。
主な展示作品
掲載作品はすべて東京国立博物館蔵です。
本館2室(国宝室)にて展示
本館2室の作品リストへ移動
国宝 松林図屛風(しょうりんずびょうぶ)
長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀
お正月恒例の特別公開。松林という日本の伝統的なモチーフを、中国絵画から学んだ水墨表現によって描き出しています。湿った大気を感じさせる墨一色の松林が広がります。
本館8室にて展示
黒楽鶴亀文茶碗(くろらくつるかめもんちゃわん)
仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀
京焼の陶工仁阿弥道八(にんなみどうはち)の作。黒地に白で外側に鶴、内側に亀を表わし、ふたつあわせて長寿を寿ぐ「鶴亀」の吉祥文様となります。
本館9室にて展示
唐織 金地松帆模様(からおり きんじまつほもよう)
上杉家伝来 江戸時代・18世紀
吉祥模様のひとつである「松」に、帆船を象徴する「帆」の模様を組み合わせて織り出した唐織。金地によって、いっそうおめでたい雰囲気を出しています。
本館10室にて展示
名所江戸百景・するがてふ(めいしょえどひゃっけい するがてふ)
歌川広重筆 江戸時代・安政3年(1856)
「名所江戸百景」は、広重最大の名所揃いものです。描かれている越後屋は、現在の日本橋三越と、三井記念美術館のある三井本館です。
本館13室にて展示
国宝 太刀 長船景光(号 小龍景光)(たち おさふねかげみつ ごう こりゅうかげみつ)
長船景光 鎌倉時代・元亨2年(1322)
長船景光の代表作で、刀身にある龍の彫刻が名前の由来です。
新春イベント情報
催し物
2025年1月2日(木)
11時00分/13時15分
和太鼓 湯島天神白梅太鼓
11時45分/14時00分
獅子舞 葛西囃子中村社中
12時30分
吟剣詩舞 正義流詩舞同好会・神刀無念凱山流
2025年1月3日(金)
11時00分/13時15分
和太鼓 湯島天神白梅太鼓
11時45分/14時00分
獅子舞 葛西囃子中村社中
12時30分
吟剣詩舞 正義流詩舞同好会・神刀無念凱山流
(注)場所はすべて本館前。各20~30分程度
雨天の場合、本館軒下または平成館 大講堂での実施になる場合があります。荒天の場合は中止します。
いけばな
2025年1月2日(木)~13日(月・祝)
正門、本館玄関、本館大階段
池坊・蔵重伸氏
TNM & TOPPANミュージアムシアターよりプレゼント
2025年1月2日(木)・3日(金)
VR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』を鑑賞された方に、次回以降お使いいただける鑑賞チケット引換券(有効期限:2025年1月4日(土)~6月29日(日))をプレゼントします。
(注)鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。
ミュージアムショップよりプレゼント
2025年1月2日(木)・3日(金)
当館の全ミュージアムショップで合計5,000円(税込)以上お買い上げのお客様に、「玄圃瑶華卓上カレンダー」をプレゼントします(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)。
(注)「Hello Kitty展」のショップを除く。
美術図書バーゲンセール
2025年1月2日(木)・3日(金)(本館ミュージアムショップのみ対象)
ホテルオークラレストラン ゆりの木で割引
2025年1月2日(木)・3日(金)
ゆりの木で6,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%割引します。
寛永寺根本中堂特別参拝
2025年1月2日(木)・3日(金) 10時00分~15時00分
根本中堂を公開します。