8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」
- 日程
- 2018年11月27日(火) ~ 2018年12月25日(火)
- 会場
- 法隆寺宝物館-体験型展示スペース
- 時間
- 9:30~17:00(ただし、金曜・土曜は21:00まで開館。入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料金
- 総合文化展観覧料でご覧いただけます
※東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」(2018年12月9日(日)まで、平成館 特別展示室第1室・第2室)および特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」(2018年12月9日(日)まで、平成館 特別展示室第3室・第4室)の観覧券でも観覧当日に限りご覧いただけます。(ただし、総合文化展観覧料では特別展はご覧いただけません)
- 主催
- 東京国立博物館、独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター
- お問合せ
- 03-5834-2856(文化財活用センター)
文化財活用センターサイト https://bkc.nich.go.jp/
奈良・法隆寺(ほうりゅうじ)の東院伽藍(とういんがらん)の絵殿(えでん)を飾っていた国宝「聖徳太子絵伝(しょうとくたいしえでん)」の高精細画像を、大型の8Kモニターでお楽しみいただく展示です。
国宝「聖徳太子絵伝」は、聖徳太子(574-622)の伝説をもとに千年近く前に描かれたもので、太子の住まいがあった斑鳩(いかるが)あたりを中心にパノラマのように景色が広がり、太子の起こしたさまざまな奇跡を知ることできます。しかし、現在画面は長い年月を経ていたみもあり、くわしく鑑賞することがかないません。
超高精細カメラで絵の細部まで撮影した画像を、タブレットで自由に操作しながら、8Kモニターに映しだすことで、聖徳太子の生涯が生き生きとよみがえります。この映像アプリケーションをお楽しみいただくことで、聖徳太子と絵伝の魅力をもっと知っていただければと思います。
展示詳細
国宝「聖徳太子絵伝」
※会場には実物大の複製グラフィック(10面)を展示しています
平安時代 延久元年(1069)
綾本著色/ 10 面
東京国立博物館_ N-1
【部分】太子、群臣に先んじて皇后を拝する

【部分】太子が諸童子の言を復唱するところを、父が密かに見る
≪8Kアートビューアーについて≫
1面およそ縦1.9m×横1.5mの絵伝を、7×4の計28区画に分割して、カメラを上下左右に移動させながら撮影し、これをつなぎ合わせて1面で18億画素のデータを作成しました。8Kアート ビューアーは、タブレットの操作で、見たい部分を選択したり、すばやく拡大したりすることができます。8Kディスプレイでは2面全体=36億画素のデータがリアルタイムで処理され、超高精細画質で、作品の細部までじっくり鑑賞することができます。
コンテンツ制作=文化財活用センター・NHKエデュケーショナル