このページの本文へ移動

ワークショップ

受付終了

シリーズ「わたしの場所」
「袋の発明―わたしの、あなたの、わたしたちの声を聴く」

本ワークショップでは、まだ見たことのない「袋」を、参加者の皆さまと共に「発明」します。東京国立博物館の考古展示室の作品と出会い、子育て(ケア)にまつわる、過去と現在、あなたと私の声に耳を傾けます。いままでに見たこともない袋を、共に「発明」してみませんか?

 


坂本夏海 「袋の発明」のためのドローイング 2025年 ©Natsumi Sakamoto, Courtesy of the Artist
 
東京国立博物館に所蔵されている縄文土器は、当時の人びとが生きるために必要とした食料や、死者の骨など、生と死を支える容れ物として使われました。他の生き物のいのちを入れ、火にかけて煮炊きすることで、自分たちのいのちの糧とするための容れ物 - その中には、生と死、そしてケアの実践が詰まっています。
 
一方で、女性は昔から「袋(bag)」という形で形容されてきました。袋は、外から入ってくるものの重みを受けとめ、支え、運ぶために使われます。誰かの重みを、自己をすり減らしながら受け止める「袋(bag)」は、ケアする人びとの状態とどこか似ているかもしれません。ケアする時間の積み重ねによって生まれる親密な関係性によって、かけがえのないわたしたちの存在を実感することもあるかもしれません。一方で、誰かのお世話をすることは手間がかかり、今まで当たり前にできていたことに急に手が届かなくなったりすると、わたしたちを不自由にする足かせのように感じることもあります。
 
全3回のワークショップでは、このケアにまつわる相反する想いを共に見つめ、感じたことを共に表現していきます。一緒に土器の展示を見たり、文章を読んだり、手を動かして何かをつくりながらおしゃべりを続ける中で、「容れ物(袋)」にまつわるさまざまなストーリーを紡いでいきます。
 

対象:下記の参加条件のすべてに該当、ならびに同意いただける方

・小学生以下の子どもをもつ父母の方
・申込者お1人での参加が可能な方。(無料託児サービスあり、要予約。参加申込フォームの託児希望欄に、利用の有無を明記してください)
・全3回のワークショップすべてに参加が可能な方。いずれか1日のみの参加はできません。
・本ワークショップの様子は、坂本夏海が制作する映像作品のなかで使用される可能性があります。映像作品にご自身が映ることをご了承のうえご参加ください。
 
1月19日(月) 
第1回 土器の「発明」
展示室で土器の作品と出会い、レクチャーパフォーマンスをご覧いただきます。
 
2月26日(木) 
第2回 「袋」を解体する
いらなくなった子どもの衣服などの布を解体し、日常のケア労働について共に語ります。
 
2月27日(金) 
第3回 「袋」を再生する
解体した布のパーツを交換し、繋げてひとつの「袋」を作ります。
 

あそびば☺とーはく!で遊べます!

ケア役割を担う保護者の皆さまが、東博コレクションとの特別な出会いの時間を過ごすだけでなく、ケアする相手である子どもたちにも、東博の空間でのびのび過ごしてほしい。そうした想いから、本ワークショップのご参加の皆様には以下の特典がついてきます。
・1月19日のワークショップ中の託児場所は、「あそびば☺とーはく!」を貸し切って実施します(他の2回は託児室を使用します)。
・全3回のワークショップ後は、予約不要で「あそびば☺とーはく」で過ごせます。(1月19日は13時まで) 
 
アーティストの坂本夏海と研究者の齋藤梨津子が共同運営するアートプロジェクト。「母」という言葉を「解体」し、母親業がもつ「他者をケアする能力」を「ひらく」ことを目指しています。

 

日程
2026年1月19日(月)
日時
(1)2026年1月19日(月)、(2)2月26日(木)、(3)2月27日(金) 全3回
各日10:00~12:00
(託児サービスご利用の場合の託児時間は、各日9:30~13:00)
場所
(1)平成館考古展示室、(2)(3)東博内会議室
定員
15名
(注)応募者多数の場合は抽選になります。
参加費
無料
申込方法
本文内の申込受付フォームよりお申し込みください。(受付を終了いたしました。)
(注)託児サービス(無料)の利用希望有無を必ずご記載ください。
申込締切 12月21日(日)12時00分まで。抽選結果は、当落に関わらず応募者全員に、12月25日(木)までに東京国立博物館からメールでご連絡します。
主催
東京国立博物館、Dismantling Motherhood実行委員会
特別協力
中村美亜様(九州大学大学院 芸術工学研究院 教授)