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海外展

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2018年度

江戸絵画名品展

 『江戸絵画名品展』の画像 

平成30年度が「ロシアにおける日本年」であることから、文化庁と東京国立博物館は、所蔵の江戸絵画作品を中心として、千葉市美術館、板橋区立美術館が所蔵する作品にロシア所在の優品を加えて展示する「江戸絵画名品展」を開催することとなりました。
この展覧会では、武家好みの瀟洒な作風により幕府御用絵師として江戸絵画の基調を確立した狩野探幽をはじめとする狩野派の作品はもとより、江戸時代中期の文化の多様化を反映した円山応挙、与謝蕪村、伊藤若冲、曽我蕭白など京都諸派による個性豊かな作品、日本美術が海外で注目される嚆矢となり、ジャポニスムの大きな影響を世界に生み出した浮世絵や琳派の作品を含む名品135件により、江戸時代絵画の魅力を紹介するものです。
なお、日本から出品される国宝、重要文化財を含む116件は、いずれもがロシア初公開になります。
(文化庁からのプレスリリース

 

展覧会名 :
江戸絵画名品展
会期 :
2018年9月4日(火)~10月28日(日)
主催 :
文化庁、東京国立博物館、プーシキン美術館
特別協力 :
千葉市美術館、板橋区立美術館

 

写真:国宝 鷹見泉石像(部分) 渡辺崋山筆 江戸時代・天保8年(1837) 東京国立博物館蔵

 

主な作品(日本側出品)

※重文は重要文化財を表します。
※展示作品および展示期間は、都合により変更される場合があります。

指定 作品名称 員数 作者・伝来 時代・世紀 所蔵
国宝 鷹見泉石像 1幅 渡辺崋山筆 江戸時代・天保8年(1837) 東京国立博物館蔵
国宝 納涼図屏風 2曲1隻 久隅守景筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵
重文 風神雷神図屏風 2曲1双 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵
重文 夏秋草図屏風 2曲1双 酒井抱一筆 江戸時代・19世紀 東京国立博物館蔵
重文 群仙図屏風 6曲1双 曽我蕭白筆 江戸時代・18世紀 文化庁蔵
重文 万歳図 1幅 与謝蕪村筆 江戸時代・18世紀 文化庁蔵
  冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏 大判錦絵 葛飾北斎筆 江戸時代・天保2~4年(1831~33)頃 千葉市美術館蔵
  富士山図屏風 6曲1双 狩野探幽筆 江戸時代・17世紀 東京・板橋区立美術館蔵

縄文ー日本における美の誕生

 『縄文ー日本における美の誕生』の画像 

日仏友好160周年を記念し、日本文化を紹介する企画「ジャポニスム2018」がパリを中心に行われています。この機会にあわせて行われるのが「縄文ー日本における美の誕生ー」です。かつて日本の芸術に造詣の深いフランス人に新鮮な驚きを与え、多くの人々を魅了した「JOMON」が、再び日本文化の代表としてパリの地へ出かけます。

 

展覧会名 : 縄文ー日本における美の誕生
会期 : 2018年10月17日(水)~2018年12月8日(土) 
会場 : パリ日本文化会館 (フランス)
主催 : 東京国立博物館、文化庁、国際交流基金
協力 : NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社

写真:重要文化財 遮光器土偶(しゃこうきどぐう) 縄文時代(晩期)・前1000~前400年 青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 東京国立博物館蔵