このページの本文へ移動

メールマガジン

2017年

5月 (2017年5月29日)

TNM―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2017年5月29日
No.757:3年ぶりの登場!「風神雷神図屏風」
―――――――――――――――――――――――――┌|∵|┘―
先週20万人目のお客様をお迎えした特別展「茶の湯」。
会期は6月4日(日)まで、残り1週間です!
この展覧会でしか見られない奇跡のラインナップが揃いました。
どうぞお見逃しのないように。


《目次》
1. 尾形光琳筆「風神雷神図屏風」
2. 特集「日本の仮面 舞楽面・行道面」
3. 催し物情報
4. 展示替え情報
5.トーハクからのお知らせ


1. 尾形光琳筆「風神雷神図屏風」
――――――――――――――――――――――――――――――
5月30日(火)~7月2日(日) 本館7室

尾形光琳の「風神雷神図屏風」。
当館所蔵品のなかでも人気の作品が、3年ぶりに登場です。

尾形光琳(1658~1716)は京都の高級呉服商の生まれ。
幼い頃からさまざまな芸能の親しみ、日本の古典に精通した光琳の作品は、
京都の貴族や町衆に大変喜ばれました。

「風神雷神図屏風」というと、俵屋宗達の作品も著名ですが、
光琳の「風神雷神図屏風」は宗達の作品を模写したもの。
それでいて、光琳ならではのセンスが見てとれる、
光琳の代表作のひとつです。

日本古来の絵画表現である「やまと絵」に、
斬新な構図で革新を生み出した光琳の画風は、
後代の絵師たちに影響を与え続けました。
さて、こちらの「風神雷神図屏風」の裏面には、
もうひとつの傑作が描かれています。
作者は酒井抱一(1761~1828)。
光琳に傾倒した抱一が「風神雷神図屏風」の裏面に描き上げたのが、
「夏秋草図屏風」です。
残念ながら「夏秋草図屏風」の展示はありませんが、
それほどまでに抱一に慕われた光琳の画力を、
展示室でお楽しみください。

「風神雷神図屏風」の詳しい解説は、
『東京国立博物館ニュース』6-7月号(6月1日発行)に、
「今号の名品」として掲載されています。
関連企画としてスタンプラリーもスタートしますので、
ぜひ、作品とあわせてチェックしてみてください。

【展示の詳細】
屏風と襖絵―安土桃山~江戸 (本館7室)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5041

【関連イベント】
ギャラリートーク「尾形光琳筆『風神雷神図屏風』」 
6月20日(火) 14:00~14:30 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=9057


2. 特集「日本の仮面 舞楽面・行道面」
――――――――――――――――――――――――――――――
5月23日(火)~8月27日(日) 本館14室

日本には多彩な造形の仮面がみられます。
舞楽で使われた舞楽面は、人物の個性を誇張した表現や、
龍や霊鳥をかたどったものが多くみられ、
なかには、目や顎、鼻が動く独特の工夫が施された作品もあります。
今回は、平安時代中期から鎌倉時代の作品を中心に展示します。

一方、行道(ぎょうどう)面とは、菩薩や護法神を表し、
仏教の儀式で使われた面です。
舞楽面も行道面も、舞楽や儀式で使われたもの。
それぞれの独特の造形にご注目いただくとともに、
面をつけて舞う様子や行列して歩く様子を想像しながら、
ご覧ください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1865


3. 催し物情報
――――――――――――――――――――――――――――――
★イチオシ情報!★
◇ギャラリートーク「展覧会情報の調べ方について」 
5月30日(火) 14:00~14:30
本館地下みどりのライオン(教育普及スペース)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=9002

◇東京藝術大学大学院インターンによるギャラリートーク
「紅型(びんがた)ができるまで」 
6月7日(水) 15:30~15:50 本館19室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=9032

◇ワークショップ「日本文化との出会い『書体験』」
6月9日(金)~7月2日(日)
時間:火・水・木・日曜…11:00~16:30、 金・土曜…15:00~20:30
会場:本館2階ラウンジ
定員:各日200名(先着順)
参加費:100円(ただし、高校生を除く18歳以上70歳未満の方は別途当日の入館料が必要)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9121

◇月例講演会「西アジアの発掘現場から―考古学が語る聖書の世界」
6月10日(土) 13:30~15:00 平成館大講堂
定員:380名(先着順)
聴講料:無料(ただし当日の入館料が必要)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=9054

★ただいま申込受付中!★
◇「リラックスヨガ in 表慶館」
6月30日(金) 19:00~20:00(受付18:30~) 表慶館1階
定員:20名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 6月14日(水)必着 
※「お知らせとお願い」を必ずご確認ください。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9120

◇アートスタジオ「勾玉作り」
7月2日(日) 13:30~15:30
本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:小学校3年生から中学生(保護者の見学可)
定員:20名程度(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 6月5日(月)必着 
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9007

~「特別展「タイ ~仏の国の輝き~」(7月4日<火>~8月27日<日>)」関連イベント~
◇国際シンポジウム「タイの仏教美術と王権」
7月15日(土) 10:00~16:00 平成館大講堂
定員:380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
聴講料:無料(本展観覧券が必要。半券でも可、その場合別途入館料が必要)
申込方法:展覧会情報サイト(http://www.nikkei-events.jp/art/thailand/)のフォームより申込。
☆申込締切:6月15日(木)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=7&id=9048

◇アートスタジオ「根付作り」
(1)8月6日(日) 13:30~15:30
(2)9月3日(日) 13:30~15:30
本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:(1)小学校3年生~中学生(保護者の見学可)
(2)一般(高校生以上)
定員:各回20名程度(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 
(1)7月10日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9110
(2)8月7日(月)必着 
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9111

◇東京藝術大学大学院インターンによるワークショップ
「古典紅型のトートバッグを作ろう」
8月10日(木) 13:00~15:30
本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:小学校4年生から中学生(保護者の見学も可)
定員:10名(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切:7月10日(月)必着 
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9083


◇ファミリーワークショップ「びょうぶをつくる」
(1)8月13日(日) 10:00~12:30
(2)8月20日(日) 10:00~12:30
本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:(1)(2)小学生とその保護者
定員:10組(応募者多数の場合は抽選、1組の人数は5名まで)
☆申込締切 
(1)7月20日(木)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9117
(2)7月20日(木)必着 
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9119

◇東京藝術大学大学院インターンによるワークショップ
「彫って・染めて 古典紅型を体験しよう」
8月22日(火) 13:00~15:30
本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:高校生以上
定員:10名(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切:7月18日(火)必着 
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9086

★ただいまチケット発売中!★
◇初夏東博寄席2017
6月24日(土) 13:30開演 平成館大講堂
出演:金原亭馬生、金原亭馬治、金原亭馬玉、金原亭馬久、花島世津子(マジック) 他(予定)
料金:2,000円(当日は本公演のチケットで総合文化展をご覧いただけます)
380席(全席自由)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9004

◇東京国立博物館 初夏のコンサート
~2本のチェロとバレエによる午後のひととき~
6月25日(日) 15:00開演 平成館ラウンジ
出演:佐々木美緒(バレエ)、米津萌(バレエ)、ユーリー・コジェバートフ(ピアノ伴奏)
堀了介(チェロ)、堀沙也香(チェロ) 吉田友昭(ピアノ) 他
料金:一般5,000円 友の会・賛助会会員4,500円
(全席自由、当日は本公演のチケットで総合文化展をご覧いただけます)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=11&id=9005

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


4.展示替え情報
――――――――――――――――――――――――――――――
◇5月30日(火)~
■仏教の興隆―飛鳥・奈良
本館1室  7月9日(日)まで
重文 等目菩薩経巻中(吉備由利願経) 奈良時代・天平神護2年(766) 反町英作氏寄贈 など

■禅と水墨画―鎌倉~室町
本館3室 7月9日(日)まで
重文 太公望・文王図 伝狩野元信筆 室町時代・16c 旧大仙院方丈障壁画 など  
 
■宮廷の美術―平安~室町
本館3室 7月9日(日)まで
綱絵巻 室町時代・16c など 
 
■仏教の美術―平安~室町
本館3室 7月9日(日)まで
重文 願文 世尊寺定成筆 鎌倉時代・弘安7年(1284) など

■屏風と襖絵―安土桃山~江戸
本館7室 7月2日(日)まで
重文 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 江戸時代・18c など

■近代の美術
本館18室 7月9日(日)まで
重文 近江八景 今村紫紅筆 大正元年(1912) など

■西域の美術
東洋館3室 7月9日(日)まで
菩薩像頭部 7~8c 中国 大谷探検隊将来品 など

◇6月6日(火)~
■国宝室
本館2室 7月2日(日)まで
国宝 充内供奉治部省牒(円珍関係文書の内) 平安時代・嘉祥3年(850) 

■武士の装い―平安~江戸
本館5・6室 8月27日(日)まで
紅糸威二枚胴具足 江戸時代・17c など

■氷河期の日本列島に暮らした人びと―道具作りのはじまり―
平成館考古展示室 12月25日(月)まで
細石刃 旧石器時代(後期)・前16000年 北海道遠軽町出土 など

■自然環境の変化と定住生活―土器の出現とその変遷―
平成館考古展示室 12月25日(月)まで
重文 人形装飾付壺形土器 縄文時代(後期)・前2000~前1000年 
青森県弘前市十腰内出土 など

■大陸との交流と稲作のはじまり―農耕社会の土器―
平成館考古展示室 12月25日(月)まで
突線鈕5式銅鐸 弥生時代(後期)・1~3c 兵庫県川西市加茂1丁目15 佐伯捨吉氏寄贈 など

■続縄文文化―縄文時代後の北海道―
平成館考古展示室 12月25日(月)まで
壺形土器 オホーツク文化期・5~6c 北海道根室市弁天島出土 など

■法隆寺献納宝物 書跡-古代インドと日本の古経典-
法隆寺宝物館第6室 7月9日(日)まで
重文 梵本心経並びに尊勝陀羅尼 後グプタ時代・7~8c など

■法隆寺献納宝物 染織―幡と幡足―
法隆寺宝物館第6室 7月9日(日)まで
黄地双竜二重連珠円文綾幡足残欠 飛鳥~奈良時代・7~8c など


5.トーハクからのお知らせ
―――――――――――――――――――――――――――――
★『東京国立博物館ニュース』名品スタンプラリー(6月1日<木>~)
広報誌『東京国立博物館ニュース』の発行(偶数月1日)にあわせて、
2ヵ月に1個、スタンプを集めてください。
スタンプは全部で6個。すべて集めた方には、
もれなく記念品をプレゼントします。
スタンプの設置場所は、毎号『東京国立博物館ニュース』内で
ご案内します。
スタンプラリー専用の「スタンプ帳」は6月1日(木)より、
東京国立博物館内で配布します(なくなり次第終了)。

★2017年4月「国立国会図書館デジタル化資料送信サービス」の提供を開始しました。
国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、インターネット公開されておらず、
絶版等の理由で入手困難な資料について、東京国立博物館資料館の専用PCで閲覧・複写ができる
サービスの利用を4月3日(月)より開始しました。図書・古典籍・雑誌など約149万点の資料が利用できます。
調査・研究の際にご活用ください。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=138

★上野地区文化施設共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が4月1日(土)より販売。
販売・有効期間は、2017年4月1日(土) ~9月30日(土)まで。
10施設の常設展等に、利用期間中に各1回入場。
その他、スタンプラリーも実施。

2,000円(常設展等入場券)
10施設の常設展と5館において指定の特別展のうち1つ観覧可能。 
3,000円(常設展等入場券+特別展チケット)※3,000部限定販売

→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1853

★東京国立博物館 新たな会員制度のお知らせ
2017年4月1日(土)より、新たな制度に移行しました。
詳細は下記ページよりご確認ください。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=142

★「トーハク名碗オールスターズ」投票受付中!(6月4日<日>まで)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_poll/

★1089ブログ 更新中!
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/

★Twitter、facebook、Instagramで、新鮮な情報発信中です。

〈Twitter〉
https://twitter.com/TNM_PR

〈facebook〉
https://www.facebook.com/TokyoNationalMuseum

〈Instagram〉
https://www.instagram.com/tnm_pr/

◆休館・閉室のお知らせ◆
○表慶館は特別展・イベント開催時を除き休館中です。
〇12月11日(月)~2018年1月1日(月・祝)まで、東洋館は展示環境改善のため休館します。

■この電子メールは<東京国立博物館メールマガジン>にご登録
いただいた方にお送りしています。
■東京国立博物館ウェブサイト・モバイルサイト→ https://www.tnm.jp/
■本メールは送信専用のためそのまま返信されてもご返答はいたしかねます。
■東京国立博物館メールマガジンの解約ご希望の方は→ http://bit.ly/1fXEYcN