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メールマガジン

2015年

12月 (2015年12月14日)

TNM―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2015年12月14日
No.715: 2015年の「トーハク納め」はこの展示で!
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12月も半分が過ぎ、忘年会にクリスマスに年越しの準備など、
いつにも増して慌ただしくお過ごしの方も多いことと思います。
当館は年内は12月23日(水・祝)まで開館しています。
仕事納めならぬ、2015年の「トーハク納め」もお忘れなく!


《目次》
1. 特別展「始皇帝と大兵馬俑」~始皇帝ゆかりの作品~
2. 特集「高知・愛媛の考古学」
3. 催し物情報
4. 展示替え情報
5.トーハクからのお知らせ


1. 特別展「始皇帝と大兵馬俑」~始皇帝ゆかりの作品~
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10月27日(火)~2016年1月31日(日) 平成館特別展示室

12月11日(金)に20万人目のお客様をお迎えし、
ますます注目を集める本展覧会ですが、
「兵馬俑以外に何が展示されているの?」という疑問のある方が、
どうやら多いようです。
そこで今号では、兵馬俑以外の注目作品として、
展覧会タイトルになっている「始皇帝」ゆかりの作品をご紹介します。

始皇帝。皆様、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?
中国で初めて天下統一を果たした人物で、
「始皇帝」というとおり、中国史上初めての皇帝です。
ちなみに「皇帝」という称号も始皇帝が創り出し、
清朝の“ラストエンペラー”、宣統帝まで、
2000年以上にわたって使われた称号というのですから、
そのインパクトの絶大さがうかがわれます。

その始皇帝ゆかりの作品のひとつが、
「両詔権(りょうしょうけん)」です。
「権」とはおもりのこと。
始皇帝は、天下統一後に各国でバラバラだった
長さ・体積・重さの単位を統一するよう、命令を出しました。
世界史では「度量衡の統一」として知られる、
始皇帝の業績のひとつですね
「両詔権」は重量の基準とするために作られ、
側面には度量衡統一の詔勅(=皇帝の命令)が刻まれました。
銘文のなかには「始皇帝」の文字も見えます!
該当部分を実際にご覧いただけるように展示していますので、
ぜひ会場でお確かめください。

会場では、始皇帝も暮らした首都・咸陽(かんよう)の様子や、
始皇帝の墓の壮大なスケールを伝える出土品も展示しています。
2000年以上も前の、しかも実際に使われたものを、
現代の私たちが目にすることができるなんて、わくわくしませんか?
そんなわくわく感も本展の魅力のひとつです。
展示作品が実際に使われているところを想像しながら、
ご覧になってみてください。

【展覧会の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1732

【関連イベント】
~明日開催!~
ギャラリートーク「兵馬俑と漢・唐時代の陶俑」
2015年12月15日(火) 14:00~14:30 東洋館 TNM&TOPPANミュージアムシアター
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8233

【1089ブログ「始皇帝と大兵馬俑」】
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/category/72/


2. 特集「高知・愛媛の考古学」
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2015年12月1日(火)~2016年3月6日(日) 平成館考古展示室

特別展「始皇帝と大兵馬俑」をご覧になった後は、
考古学つながりで、同じ平成館の1階にある考古展示室へ
お立ち寄りになってはいかがでしょう?
ただいま考古展示室では特集「高知・愛媛の考古学」の
展示を行っています。
考古資料相互活用事業の一環として、今年は高知県の居徳遺跡、
愛媛県の宮前川遺跡の2つの遺跡を中心に、
縄文時代から古墳時代までの出土資料を
高知・愛媛の施設よりお借りしてご紹介します。

注目は、低湿地にある居徳遺跡出土の木製品。
一般的には残りづらい木製品ですが、
低湿地の遺跡からは出土することが比較的多く、
居徳遺跡ならではの出土品とも言えます。
特に木胎漆器はお見逃しなく!
(1月2日<土>~1月31日<日>は原品を展示、
それ以外の期間は複製を展示します)。

考古展示室内の作品と見比べるのもオススメです。
特集では居徳遺跡出土の土偶を展示していますが、
縄文時代の展示コーナーにあるの東日本の土偶とは
だいぶ様子が異なります。
あるいは、弥生時代の祭りの道具である銅矛も、
弥生時代の展示コーナーの展示作品と比べてみてください。
似たような銅矛が見られる一方で、同じく青銅製ながらも
まったく異なる祭りの道具を使っていた地域があることがわかります。
このように、広く四国の考古学を俯瞰できることが
今回の特集の特徴です。
ぜひこの機会に、四国の考古学に触れてみてください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1768


3. 催し物情報
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★イチオシ情報!★

◇講演会「顔真卿と唐時代の書ものがたり」
2016年1月16日(土) 13:30~15:00 ※開場は13:00を予定
平成館大講堂
定員:380名(先着順) 
聴講料:無料(ただし当日の入館料が必要)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=8230

◇東京藝術大学大学院インターンによるギャラリートーク
「アンコール時代の建築装飾」15:30~15:50 東洋館11室
12月19日(土)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8182
12月20日(日)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8183


★ただいま申込受付中!★

◇シンポジウム「海外における日本美術コレクションの意義とその活用」
2016年1月30日(土) 10:00~16:45 平成館大講堂
定員:300名(事前申込制)
参加費:無料 ※シンポジウム後の懇親会は会費4,000円
☆申込締切 2016年1月14日(木)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=7&id=8130

◇こどもたちのアートスタジオ 勾玉作り体験
2016年2月7日(日) 13:30~15:30
本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:小学校3年生から中学生(保護者の見学も可)
定員:20名程度(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 2016年1月11日(月・祝)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=8175

◇イベント バックヤードツアー「保存と修理の現場へ行こう」
(1)2016年3月17日(木) 14:00~16:30
(2)2016年3月18日(金) 14:00~16:30
定員:各回21名(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 各回2016年2月1日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8237
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8238

★ただいまチケット発売中!!★

◇新春東博寄席2016
2016年1月9日(土) 13:30開演 平成館大講堂
出演:金原亭馬生、古今亭菊春、金原亭馬治、金原亭馬玉
料金:2,000円
※当日は、本公演のチケットで総合文化展をご覧いただけます。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8082

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


4.展示替え情報
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◇12月15日(火)~

■日本美術の流れ 国宝室
本館2室 12月23日(水・祝)まで
国宝 秋冬山水図 雪舟等楊筆 室町時代・15世紀末~16世紀初

■東南アジアの陶磁
東洋館12室 2016年5月29日(日)まで
黒褐釉象形容器 アンコール時代・12~13c クメール など


5.トーハクからのお知らせ
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★「永遠」を守る軍団、参上! 人気No1はどのYo? 投票受付中!
 (12月20日<日>まで、21日<月>からは「トーハクの猿ベスト12」となります。)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_poll/

★1089ブログ 更新中!
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/

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★東京国立博物館が所蔵する和書、洋書、漢籍をデジタル画像で
全文閲覧することができる「東京国立博物館デジタルライブラリー」を
公開しました。
今後、随時資料を追加する予定です。
→ http://webarchives.tnm.jp/dlib/

★スマートフォン向けアプリ「トーハクなび」
本館2階「日本美術の流れ」必見作品の音声ガイドや、
作品の画像や感想を保存できるマイコレクション機能も搭載しています。
ご来館の前に、ぜひ、トーハクなびをダウンロードしてください。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1467

◆休館・開館・閉室のお知らせ◆
○法隆寺宝物館は、5月20日(水)~2016年3月14日(月)まで
環境整備工事のため休館しています。
○本館1階11~16室、特別4室は2015年12月14日(月)から、
本館17・18室は2015年12月21日(月)から2016年1月1日(金・祝)まで、
展示環境改善のため閉室いたします。
○黒田記念館は、2016年1月18日(月)~6月13日(月)まで休館いたします。
○2015年12月24日(木)~2016年1月1日(金・祝)は年末年始のため休館いたします。


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