2015年

6月 (2015年6月29日)

ＴＮＭ―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館　メールマガジン　2015年6月29日
No.703:今だからこそ！ 総合文化展(2)
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今回のメールマガジンも、総合文化展を大特集。
本館と東洋館から、トーハクが誇る名品をご紹介します。
特別展のないこの時期だからこそ、当館の所蔵品の数々を
じっくりとお楽しみください。
もちろん、「クレオパトラとエジプトの王妃展」(7月11日<土>～
9月23日<水・祝>にも、ご期待くださいね。


《目次》
1. 特集「描かれた器物」
2. 特集「キリシタン関係遺品にみる聖母マリア信仰」
3. トーハクくんのモデルに会いに行こう！
4. 催し物情報
5. 展示替え情報
6．トーハクからのお知らせ


1. 特集「描かれた器物」
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6月30日(火)～8月2日(日)　東洋館8室

絵画に描かれた青銅器や陶磁器などの器物に
注目したことはありますか？
絵画のなかには、優雅な景観の中に人物を描き、
人物の周辺に器物を描いた作品がたくさんあります。
実は、それらは描かれた人物の内面や個性を示すためのものでした。
そのため、描かれた器物のなかには、画家の理想が映し出され、
実際とは異なる形に描かれたものもあります。
空想に近いものや、あえて倣古の形をとるものなど、
その表現は実にさまざま。
展示室では、絵画とともにそこに描かれた器物も展示しています。
絵画のなかの器物と実際の器物を見比べることができるのが、
本特集のおもしろさ。
描かれた器物にどんな意味が込められているのか、
展示室でその謎に迫ってみませんか。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1734


2. 特集「キリシタン関係遺品にみる聖母マリア信仰」
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7月7日(火)～8月30日(日)　平成館企画展示室

長らく閉室していた平成館企画展示室で、
いよいよ展示が再開されます。
展示再開の第1弾は、キリシタン関係遺品の特集です。

カトリック教会は、聖母マリアへの信仰が篤いことで知られ、
当館のキリシタン関係遺品のなかにも、マリア信仰に関する作品が
数多くあります。
例えば、キリスト教受容期にもたらされた聖母子像の絵画や銅版画は、
当時のヨーロッパで信仰されたもの。
江戸幕府によって本格的にキリスト教信仰が禁止されると、
信者たちは白磁の観音像を聖母マリアに見立てて祈りを捧げました。
ファンの多い重文「聖母像(親指のマリア)」も展示されます。
さまざまなマリア信仰のあり方をご覧ください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1738

【関連イベント】
ギャラリートーク「キリシタン関係遺品にみる聖母マリア信仰」
7月28日(火)　14:00～14:30　平成館企画展示室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7905


3. トーハクくんのモデルに会いに行こう！
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トーハクくんといえば、埼玉県熊谷市野原古墳出身、特技はダンス、
はにわクッキーが好きな、トーハクのキャラクター。
え、古墳出身？
そうなんです。トーハクくんは当館所蔵の埴輪をモチーフにして
誕生しました。
それが「埴輪 踊る人々」。本館1室で8月30日(日)まで展示中です。
埴輪と聞いてこちらの作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？
まん丸の目と丸くぽかんとあいた顔の造形が、ユニークで魅力的。
片手を挙げた独特なポーズが踊っているように見えることから
「踊る人々」と呼ばれていますが、実際には何を表現していたのでしょう。
想像をめぐらせながら、展示室のトーハクくんに会いに来てください。

【本館1室の展示】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4496

当館広報誌「東京国立博物館ニュース」の
人気コーナー「トーハクくんのなるほートーハク」がブログ化！
他にも、トーハクくんが展示室などを訪れる
「トーハクくんがいく！」シリーズも。
1089ブログでのトーハクくんの活躍にご注目ください。

【1089ブログ 更新中！】
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/


4．催し物情報
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★イチオシ情報！★

VR作品「東博のミイラ　デジタル解剖室へようこそ」
東洋館TNM＆TOPPANミュージアムシアター
7月8日(水)～10月12日(月・祝)　(毎週　水・木・金・土・日・祝）
【水・木・金】12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
【土・日・祝休日】11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
※受付締切は各上映時間15分前
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=12&id=7942

◇ギャラリートーク「京の姿、厳島の姿」
6月30日(火)　14:00～14:30　本館地下みどりのライオン(教育普及スペース）
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7902

◇ギャラリートーク「呉服商「大彦」の小袖コレクション」
7月14日(火)　14:00～14:30　東洋館 TNM&TOPPANミュージアムシアター
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7904

◇講演会「大谷探検隊とシルクロード美術」
7月25日(土)　13:30～15:00
会場：平成館大講堂
定員：380名(先着順)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=7899

★ただいま申込受付中！★

◇こどもたちのアートスタジオ「根付作り」
8月2日(日)　13:30～15:30
会場：本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象：小学校3年生から中学生(保護者の見学可)
定員：20名程度(事前申込制、応募者多数の場合は抽選）
☆申込締切　7月6日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=7896

◇ファミリーワークショップ「からだが動くエビを作ってみよう」
7月25日(土)、7月26日(日） 13:00～17:00
会場：本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象：小学生とその保護者
定員：各回10組(事前申込制、応募者多数の場合は抽選）
☆申込締切　各日ともに7月9日(木)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=7909

◇「クレオパトラとエジプトの王妃展」(7月11日<土>～9月23日<水・祝>)
記念講演会(2)「遺跡に見る古代エジプトの女王・王妃たち：発掘調査の現場から」
9月5日(土)　13:30～15:00　※開場は13:00を予定
会場：平成館大講堂
定員：380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切　7月21日(火)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=7908

◇連続講座「考古学が熱い！」
9月11日(金)、9月12日(土)、9月13日(日)　13:00～16:15
会場：平成館大講堂
定員：380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切　7月27日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=7907

★ただいまチケット発売中！！★

◇ネパール地震 文化遺産復興支援コンサート
私たちは音楽の力を信じます～繋がるアジア 伝統音楽～
8月13日(木)　14:00開演(13:30開場)
出演：チェンミン(二胡)、浅野祥(津軽三味線)、野崎洋一(ピアノ)、
関根真理(パーカッション)、サワン・ジョシ(シタール)、和田素賀子(ネパールダンス）
料金：3,000円(当日は本公演のチケットで総合文化展をご覧いただけます）
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=11&id=7943

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


5．展示替え情報
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◇6月30日(火)～

■特集 描かれた器物 (中国の絵画)
東洋館8室　8月2日(日)まで
絵画のもつ意味と器物の持つ意味の2つを同時に展示することで、
分野を超えた研究の機会とするとともに、絵画と器物の作品として
の魅力を再発見できる展示です。
五彩花鳥文水注　中国・景徳鎮窯　清時代・18c　広田松繁氏寄贈 など

■仏教の興隆―飛鳥・奈良
本館1室　8月2日(日)まで
重文　大般若経 巻第四百六十八(神亀五年五月十五日長屋王願経)
奈良時代・神亀5年(728)　個人蔵 など

■宮廷の美術―平安～室町
本館3室　8月2日(日)まで
重文 時代不同歌合絵　鎌倉時代・14c など

■禅と水墨画―鎌倉～室町
本館3室　8月2日(日)まで
山水図屏風 「秀峰」印 室町時代・16c など

■仏教の美術―平安～室町
本館3室　8月2日(日)まで
重文 虚空蔵菩薩像　鎌倉時代・13c　武藤山治氏寄贈 など

■東南アジアの金銅像
東洋館12室　2016年5月29日(日)まで
ナーガ上の仏坐像と両脇侍像　ロッブリー時代・12～13c タイ　
山本達郎氏寄贈 など

■東南アジアの陶磁
東洋館12室　12月13日(日)まで
重美 五彩唐草文碗　16c　ベトナム など

◇7月7日(火)～

■特集 キリシタン関係遺品にみる聖母マリア信仰
平成館 企画展示室　8月30日(日)まで
当館のキリシタン遺品について聖母マリアをテーマに展示します。
重文 聖母像(親指のマリア)　17c後期　イタリア　長崎奉行所旧蔵品 など

■特集 養生と医学
本館15室　8月30日(日)まで
日本最古の医学書である「医心方」や、東洋医学の基礎となった
「つぼ」を示す銅人形、人々が親しんだ養生書、西洋医学の影響
をうけた人体解剖模型、シーボルトの携帯用医療器具など、養生
と医学との関連を考える上で重要な資料をご紹介します。
国宝 医心方 巻第9 咳嗽部　丹羽康頼編　平安時代・12c など

■特集 能面 女面の表情
本館14室　10月4日(日)まで
表情の違いを示しつつ、般若や狂言面なども展示し、
能楽の女性表現の多彩さをご覧いただけます。
重文 能面 小面　室町時代・15～16c　奈良・金春家伝来 など

■国宝室
本館2室　8月2日(日)まで
国宝 随身庭騎絵巻　鎌倉時代・13c　東京・大倉集古館蔵

■浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)
本館10室　8月2日(日)まで
猫のすゞみ　歌川国芳筆　江戸時代・19c など

■中国の染織　名物裂
東洋館5室　10月12日(月・祝)まで
古裂帖　元～明時代・13～17c　中国 など

■清時代の工芸
東洋館9室　9月23日(水・祝)まで
青玉如意　清時代・19c　中国 など

■中国の漆工
東洋館9室　10月12日(月・祝)まで
重文 龍涛螺鈿稜花盆　元時代・14c　中国 など

■アジアの染織 インドネシアの染織
東洋館13室　10月12日(月・祝)まで
ヒンギ・コンブ(肩衣） 藍地動物文様経絣　19c　インドネシア・スンバ島 など

■アジアの民族文化 インドネシアのワヤン
東洋館13室　10月12日(月・祝)まで
ワヤン・クリ クレスノ　20c　インドネシア、中部ジャワ　ダナルト氏寄贈 など

【関連イベント】
ギャラリートーク「インドネシアのワヤン」
7月7日(火)　14:00～14:30　東洋館13室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7903


6．トーハクからのお知らせ
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★「2015年度トーハクで逢える名刀」投票受付中！
→ https://www.tnm.jp/modules/r_poll/

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ご不便をおかけして申し訳ございませんが、復旧までしばらくお待ちください。

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作品の画像や感想を保存できるマイコレクション機能も搭載しています。
ご来館の前に、ぜひ、トーハクなびをダウンロードしてください。
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◆休館・開館・閉室のお知らせ◆
○法隆寺宝物館は、5月20日(水)～2016年3月14日(月)まで
環境整備工事のため休館しています。
○東洋館8室は、8月3日(月)～9月7日(月)まで展示環境整備のため閉室いたします。
○平成館考古展示室は、10月13日(火)までリニューアルのため閉室しています。
○月曜日は休館日ですが、8月10日(月)は開館いたします。

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