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メールマガジン

2002年

11月 (2002年11月18日)

東京国立博物館 電子メールサービス [No.111] 2002年11月18日
☆★☆「インド・マトゥラー彫刻展」「パキスタン・ガンダーラ彫刻展」開催中☆★☆
 今回は、展覧会のポスターに登場した仏像についてご紹介しましょう。駅や美術館などで目にされた方も多いと思います。
 インド展は赤い砂岩に彫られた高さ84センチの仏立像です。衣がぴったりとからだにそって表現され、たくましく張りのあるからだが透けて見えるのが、マトゥラー仏の特徴です。にっこりと微笑んでいるように見える表情に惹かれます。
 パキスタン展は、樹の下に座り、この世の様々な苦に心を痛め思惟する釈迦の像です。大きなターバン冠飾や美しい首飾り、胸飾りが釈迦の高貴な生まれを表わしています。インドの彫刻とは色も質感も対照的な黒い片岩に彫られた高さ69センチの作品です。端正で威厳に満ちた西洋的な顔立ちは、ガンダーラ彫刻の特徴。
 それぞれに魅力的な二つの古代彫刻展です。是非足をお運びくださいませ。
両展についてくわしくは→https://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/eten/eten21.html(インド展)
https://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/eten/eten22.html(パキスタン展)

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