1個
長江下流域
縦3.1 横6.3 厚0.9
新石器時代
前3千年紀
TJ5550
総合文化展での展示予定は未定です
中国では磨くと美しい光を発する石を玉と呼んで珍重しているが,その愛好は新石器時代に溯る。豚をあらわしたと思われるこの玉器には,表裏全面に細かな刻線紋様がびっしりと施されている。長江下流域に栄えた良渚文化の墓からは,おびただしい数の玉器が遺体を覆うような形で発見されることがあるが,中にはこの例のような細かな刻線によって飾られた見事なものも見出される。当時の宗教・呪術に関わるものであろう。