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太環式耳飾(たいかんしきみみかざり) 

 『太環式耳飾(たいかんしきみみかざり)』の画像 
1個
金製
長8.9
三国時代(新羅)
6世紀
TJ5071
小倉コレクション保存会寄贈
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2023/11/21から2024/05/19まで東洋館 10室で展示
 
垂飾付耳飾の,耳につける環を耳環部とよぶが,この耳環部を太く作るのが慶州を中心とする新羅の特徴である。中空の太環には,金粒を鑞付けして亀甲紋と六弁蓮華紋をあらわし,太環に連結された細環にも彫刻を施している。太環と心葉形の垂下飾は中間飾でつながれているが,ここにも12本の枝が上下二段にのび,小さな歩揺が付く。歩揺や垂下飾にも金粒が鑞付けされており,当時の細金細工のみごとさを示している。