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斜格子と龍紋の透しがある帽子の左右に翼のような飾板がつき,頂部には細長い鳥翼形飾りが立つ。左右と頂部の飾板は両面や縁を歩揺で飾っている。左右2枚の透し板を留める覆輪の内部に綾の断片が遺存しているので,本来は冠帽の内側に布を当てていたと思われる。昌寧の古墳からは,金銅冠・金銅飾履・環頭大刀など多数の副葬品が出土しているので,当時の有力首長の墓域とみてよいだろう。