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「皇帝信璽」封泥(こうていしんじ ふうでい) 

 『「皇帝信璽」封泥(こうていしんじ ふうでい)』の画像 
1個
縦4.0 横3.5 厚1.36
秦~前漢時代
前3-2世紀
TJ3061
阿部房次郎氏寄贈
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2023/11/14から2024/05/12まで東洋館 4室で展示
 
封泥とは中国古代に用いられた封印の一種である。四角い穴を切った検と呼ぶ木の板を文書や器物の上に載せて紐で縛り,紐の上から穴の中に粘土を押し込んで,官職や氏名を刻んだ印を捺した。あるいは検を使わず紐に粘土の固まりを付けて捺印することもある。粘土が乾いた後は,封泥を壊さない限り,紐を密かに解くことはできない。この封泥は皇帝の印が押された希有のものとして古来有名なものであり,中国の印章制度や漢字の変遷を研究する上で貴重な資料である。