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楼閣の前庭で子供達がくつろぎ遊ぶ情景が、堆黒(ついこく)の技法で表わされています。空には月が浮び、月面には兎のすがたが見え、夜の景色であると知られます。細かなところまで丁寧に表現されていますが、漆の彫りは浅く、初期的な彫漆(ちょうしつ)の技法であると考えられます。