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宋代には天慶観と称されていた蘇州城内の道観が,元の至元25年(1288)に玄妙観と改称されて,額を賜ったため,三清殿と三門が重修された。そこで,牟ゲンが撰文し,趙孟フ(1254-1322)が揮毫した碑文の原稿である。三門記以外に,「玄妙観重脩三清殿記」も現存している。本巻は49歳から56歳の間の書写と考えられるもので,趙孟フの典雅な篆額を巻頭に見ることができる。