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朱耷(しゅとう)は明の宗室の出身。祖国滅亡後に出家し、のちに道教に転じて、生涯にわたり抗清の意を貫きました。晩年は八大山人(はちだいさんじん)と号して書画に耽り、独特の書風を築きます。筆圧や運筆の速さの変化など、虚飾を排して書かれた本幅は、実に清雅な趣を漂わせています。(六人部氏執筆)(180828_t08)