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倪元璐(1593-1644)は黄道周・王鐸と同年の天啓壬戌(1622)の進士。累官して戸部尚書兼翰林院学士となった。崇禎末年燕京陥落に際し,自縊した忠節の士として知られる。欹斜の度の強い剛毅な筆致で五言律詩を揮毫した,気勢の鬱勃する優品である。