このページの本文へ移動

寒山拾得図(かんざんじっとくず) 

 『寒山拾得図(かんざんじっとくず)』の画像 
1幅
絹本墨画
因陀羅筆
縦35.0 横49.5
元時代
14世紀
国宝
TA343
拡大して表示 別の画像を表示
総合文化展での展示予定は未定です
 
因陀羅は,本図の款記によれば,法名を壬梵因といい,ベン梁(開封)の大光教禅寺に住し大師号を授けられた高僧である。本図は禅林とその周辺の人物にかかわる逸話を主題にした禅機図巻の断巻と思われる。水墨人物画の伝統である面貌を細緻に,衣文を粗筆で表現する手法をふまえているが,本図において筆墨は渾然と一体化し,因陀羅独自の画境を示すものになっている。図上に元末の禅僧楚石梵キの賛がある。浅野家旧蔵品。