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猿図(さるず) 

 『猿図(さるず)』の画像 
1幅
絹本着色
伝毛松筆
縦47.0 横36.5
南宋時代
13世紀
重文
TA297
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総合文化展での展示予定は未定です
 
この猿図は単なる写実を越えたすぐれた表現をもっており,数ある宋画の中でも名品として知られている。中国の猿ではなく日本猿といわれ,水墨のみならず金泥を用いた毛描きはきわめて繊細で自然である。南宋の画院画家である毛松の作の伝承は狩野探幽にはじまるものと思われ,その根拠は乏しいものがある。武田信玄より曼殊院覚如に寄進された由緒をもつ。