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このガラス碗は江戸時代に安閑陵古墳で土砂崩れがあった時に出土したものといわれる。全面に円形切子の装飾が施されるが,なかにはとなりと重なって亀甲形になってしまった切子もある。切子はそれぞれが凹レンズになっているため,反対側の切子が網目状にみえる。これとよく似たガラス碗が正倉院宝物中にある。製作地はイラン北部と考えられる。