このページの本文へ移動

葦穂蒔絵鞍鐙(あしほまきえくらあぶみ) 

 『葦穂蒔絵鞍鐙(あしほまきえくらあぶみ)』の画像 
1具
木製漆塗
前輪高27.8 後輪高27.0 居木長38.0 鐙長28.0 鐙高27.0 鐙幅12.0
安土桃山時代
16世紀
重文
H1474
久松定法・定謨氏寄贈
拡大して表示
総合文化展での展示予定は未定です
 
豊臣秀吉所用と伝えられる鞍と鐙のセット。鞍橋は全体に素地が薄く,いかにも軽快な印象をうける。前輪・後輪には金の覆輪を廻らし,外側に金の高蒔絵と金貝を用いて右から左へと靡く一茎の葦穂を立体的に描く。鞍の変則的な画面を活かした大胆なデザインと,金銀を多用した豪華な装飾に,進取の気風が横溢した時代の雰囲気がよく表われた作品である。