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室町時代末の天文年間(1532-1555)に茶の湯を指導した武野紹鴎の名杓。すらりと伸びた美しい茶杓で,その手本はおそらく象牙茶杓にもとめられるのであろう。櫂先の露の捻り返しも実に絶妙である。切止め近くに一閑斎と覚しき彫銘がある。千宗旦が筒を贈っている。