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外区下部に「天下一青家次天正十六」と鋳出銘があって,製作期と作者が知られる。文様は大振りの亀鈕を中心に枝桐と竹を全体に散らしているが,肉取りが高くて鋭角的で,立体感にあふれている。後陽成天皇の御料と伝え,文様表出が特に見事であり,桃山時代を代表する名鏡といえる。青家は京寺町一条に住み,代々禁裏御用鏡師として知られる。