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法華経の読誦や書写などの功徳を説く法師功徳品を背景に、平安時代中期以降、盛んに法華経が書写され、次第に装飾が凝らされた。料紙に蒔かれた砂子や切箔の銀の酸化(やけ)具合が均等ではなく、かえって鑑賞上の美点となって玄妙な趣を添える。 ルビ:どくじゅ くどく まかれた