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北野天神縁起絵巻(弘安本)(きたのてんじんえんぎえまき(こうあんぼん)) 

 『北野天神縁起絵巻(弘安本)(きたのてんじんえんぎえまき(こうあんぼん))』の画像 
1巻
縦29.6 全長283.9
鎌倉時代
13世紀
重文
A29
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総合文化展での展示予定は未定です
 
讒言によって配所で死んだ菅原道真(845-903年)の霊を天神として祀る北野天満宮の草創の由来と,その霊験譚を集めた「北野天神縁起絵巻」は,社寺縁起絵巻の中でも,最も流布したもので,遺品も多い。この作品は,「弘安本」と呼ばれる一本で,北野天満宮所蔵の3巻から流出した絵が,現在当館及び大東急記念文庫,米国・シアトル美術館などに分蔵される。北野天満宮蔵の下巻の詞書の末尾に「弘安元年」とあり,画風からもその頃の制作と思われる。