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梁楷は南宋@なんそう@を代表する宮廷画家。奥深い雪山を背に、旅人が馬に乗って平原を渡っていきます。画家は、山全体に複雑な階調の墨面を刷いて、靄@もや@を表わし、大自然の計り知れない静けさを伝えます。一方で、ごく小さな存在である人馬や山合を渡っていく雁を、非常に精細な筆で描き、対称の妙を演出しています。