大振りでやや裾広がりの筒形が特徴的で、その形は志野に先んじて美濃でつくられていた瀬戸黒@せとぐろ@茶碗を思わせ、志野のなかでも初期の作と考えられます。箱の蓋裏に、松永耳庵自らが「為朝」と追銘しており、特別な思い入れが感じられる、松永コレクションを代表する一作です。
- 文化財指定
- 員数
- 1口
- 作者
- 美濃(みの)
- 時代・世紀
- 安土桃山~江戸時代・16~17世紀
- 制作地
- 出土地
- 品質形状
- 陶製
- 法量
- 高11.5 口径12.6×11.5 高台径7.6
- 銘文等
- 寄贈者
- 松永安左エ門氏寄贈
- 機関管理番号
- G-4830
- 分類
- 陶磁
- 種別
- 工芸 > 芸能・芸道 > 茶道具