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東アジアの虎美術―韓国・日本・中国―

日本、中国、韓国の国立博物館では、2006年の国立博物館長会議で決議された活動の一つとして、それぞれの国の文化財を持ち寄った展覧会を2年ごとの持ち回りで開催しています。
2014年の東京国立博物館「東アジアの華 陶磁名品展」、2016年の中国国家博物館「東方画芸15―19世紀中韓日絵画」に続く、第3回目の国際共同企画展が先月末から始まった韓国国立中央博物館開催の「東アジアの虎美術―韓国・日本・中国―」(~ 2018年3月18日<日>)です。


展覧会ポスター

この展覧会は、2018平昌冬季オリンピックを記念したホスト国の韓国が企画したもので、平昌冬季オリンピックのマスコット「スホラン」が白虎のキャラクターであることにちなんで、東アジアにおける虎美術の伝統と変容をテーマに企画されました。
日本からは岸駒の「虎に波図屏風」をはじめ30件が出陳され、3ヶ国あわせて105件の作品からなる大規模なものです。



東京国立博物館からはクーリエとして2人の研究員が現地入りをし、東京が記録的な大雪に見舞われた1月22日に、それを大きく下回る最低気温-19℃のソウルで展示作業を行いました。

平昌冬季オリンピックの期間とも重なる1月26日から3月18日まで国立中央博物館特別展示室で開催されている本展、韓国に行かれた際にはぜひご覧いただければと思います。

カテゴリ:news

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posted by 末兼俊彦(平常展調整室) at 2018年02月17日 (土)

 

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