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手塚治虫のブッダ展 作品リスト公開

手塚治虫の描いた漫画「ブッダ」のさまざまな場面と、ほんものの仏像を見くらべながら
ブッダの生涯をたどる新しい試みの展覧会「手塚治虫のブッダ」展(4月26日~6月26日)。

詳細ページ作品リストをアップしました。

手塚治虫の原画は、単行本の表紙を飾ったカラー作品を含む52件を展示します。
対する仏像は、重要文化財6件を含む20件です。

一昨日、そのうちのひとつ、重要文化財の伝釈迦仏倚像を東京・調布市の深大寺からお預かりしてきました。

早朝、まだ人気のない境内にはしだれ桜が咲いていました。

両脚をおろして椅子に腰かける、大変珍しい姿の仏像で、時代は飛鳥時代・7世紀、白鳳期にまでさかのぼります。

この時代特有のふっくらとした優しいお顔立ちにうっとり。
見ていると優しい笑みがこちらにうつって、思わずにっこりしてしまいます。

彫刻担当の研究員が丁寧に調書をとり

薄葉紙(うすようし)という和紙で保護をします。

仏像が安置されていたお厨子も丁寧に運びます。

厨子は昭和7年(1932)に当時工芸界の第一人者だった吉田包春が制作したもの。

この仏像が厨子と一緒にお寺の外で公開されるのは始めてだそうです。

釈迦仏が安置されていたお堂には、展覧会のポスターを貼っていただいていました。

美しい釈迦仏は、会場の中央に展示されます。

カテゴリ:news2011年度の特別展

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posted by 小林牧(広報室長) at 2011年04月20日 (水)