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1089ブログ

ユリノキちゃんの「上野で春日詣」!

こんにちは、ユリノキちゃんです

皆さん、お正月に初もうではどこか行かれましたか?
いつも近所の神社におまいりに行く、という方にもお知らせです。
来週17日(火)から、トーハクで春日詣でができちゃいます!

特別展「春日大社 千年の至宝」
(1月17日(火) ~ 3月12日(日))は、奈良の春日大社から、めったにみられない貴重な宝物がたくさんやって来ます。春日の神様にお願いごとをするためにつくられた大切なものも、いろいろと展示されるのです。

ということで、皆さんより一足お先に会場をのぞいてきまーす



 
奈良といえば、鹿、ですね。

「鹿図屏風」には、茶色や白の鹿がたくさん描いてあります。

鹿図屛風
鹿図屛風 江戸時代・17世紀 春日大社蔵


こちらは木彫りの鹿さん。斑点模様もあってなんだかかわいらしい

白鹿
白鹿  森川杜園作 江戸時代・慶応2年(1866) 春日大社蔵


わぁ!ここは本当に神社がそのままやってきてるみたい。お参りしちゃうわー

本殿再現展示
本殿再現展示の一部 オープンの時にはもっと雰囲気のある空間に。

 

こちらには、ながーい鉾がずらりと並んでいます。

本宮御料古神宝類
国宝 本宮御料古神宝類 細身鉄鉾、平身鉄鉾、木鉾
平安時代・11~12世紀 春日大社蔵

 

あ、チーフの土屋さんと、研究員の植松さんだ。お忙しそう。
いよいよ今回の展覧会の見どころのひとつ、「春日宮曼荼羅図」をかけるところなのね。
私も緊張するー

 
 
 
 

掛け終ったところで、さて、どのくらいの高さがいいかしら。お二人で相談中です。

土屋さん「これでいいかな、ユリちゃん?」

え!?えーと、いいと思います 

「では、これで決まり!」

責任重大になってしまいました…

「ユリちゃん、ここをよくみてごらん。」


春日宮曼荼羅(部分)鎌倉時代・13世紀 東京国立博物館蔵

あ!鹿さんたちが! でも、かなりじっくり探さないとわからないかも。
会場でよくみえなかったら、だいたいこのあたりかな、って思ってくださいね 
 

さてさて、反対側のお部屋も行ってみよう。

すごい!なんて大きな太鼓!

だ太鼓
鼉(だ)太鼓(複製) 昭和51年(1976) 春日大社蔵

ここでは春日のおん祭に関係するものが並びます。この大きな太鼓や、宮廷の踊りの衣裳などもあります。

衣裳はこういうお人形に着せるのですね。
 
和紙のひもと綿の布団で衣裳に合うように形を作っています。

 

こちらでは、染織専門の小山(おやま)工芸室長が、衣裳を展示する準備をしています。

小山さん「ユリちゃん、こんにちは」

小山さん、こんにちは。それはなんですか?

「衣裳の帯につけるバックルと、肩につける飾りよ。ひとそろいはこんな感じ」
 

太平楽装束一式
太平楽装束一式 江戸時代・17世紀 春日大社蔵

とてもゴージャスでステキです


春日大社には有名なおさむらいさんや貴族の人から奉納された刀やよろいがあります。
こちらも今回絶対見逃せない、武器・武具のコーナーをちらっとのぞいてみます。

この刀は国宝。きりっとしてきれいねえ。これで照明を調整したらもっときれいにみえるはず!

国宝 金装花押散兵庫鎖太刀(部分)刀身:伝長船兼光
刀身:南北朝時代・貞治4年(1365) 春日大社蔵
[展示期間:2017年1月17日(火)~2月12日(日)]


銘があり、作った年がわかります
 

こちらの籠手は、源義経が吉野に行く前に春日さんにおいていったものって言われているんですって。

国宝 籠手 鎌倉時代・13世紀 春日大社蔵
[展示期間:2017年1月17日(火)~2月12日(日)]

手の甲にこんなステキな飾りが

国宝 籠手(部分)


わあ、きれいな燈籠がいっぱい!


 
 
ここでは皆さんも写真を撮れるんですって。記念写真はこちらでどうぞー

すごい宝物や大きな太鼓、いろんな姿の鹿さんたちの絵など、まだまだみきれないわ。
皆さん、開幕を楽しみにしてくださいね!

 

カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん2016年度の特別展

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posted by ユリノキちゃん at 2017年01月13日 (金)