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特別展「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」

  • 『「大唐西域壁画」より第1場面「明けゆく長安大雁塔・中国」平山郁夫筆2000年玄奘三蔵院壁画奈良・薬師寺蔵』の画像

    「大唐西域壁画」より
    第1場面
    「明けゆく長安大雁塔・中国」
    平山郁夫筆
    2000年
    玄奘三蔵院壁画
    奈良・薬師寺蔵

    平成館 特別展示室
    2011年1月18日(火) ~ 2011年3月6日(日)

     この展覧会は、平山郁夫氏の文化財保護に関わる偉大な活動を顕彰し、その業績をとおして文化財保護の重要性や課題などを改めて広く知っていただこうとするものです。インド・パキスタンをはじめ、アフガニスタン、中国、カンボジアなど、平山氏がことに関心を寄せた仏教伝来の道に沿った仏像や壁画の数々とともに、文化財保護活動の集大成として制作し、薬師寺玄奘三蔵院(やくしじげんじょうさんぞういん)に奉納された畢生の大作・大唐西域壁画を全点展示いたします。

展示作品一覧へ
2011年2月20日(日) 入場者が10万人に達しました。

開催概要
会  期 2011年1月18日(火)~3月6日(日)
会  場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日
観覧料金 一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)
中学生以下無料
( )内は前売り/20名以上の団体料金
障がい者とその介護者一名は無料です。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。
早割りペア券は(2000円)は、チケットぴあ(Pコード=764-387)、ローソンチケット(Lコード=38500)、イープラス にて、2010年10月1日(金)~2010年11月17日(水)まで販売。 早割りペア券の販売は終了しました。
前売券は、東京国立博物館 正門観覧券売場(開館日のみ、閉館の30分前まで)のほか、電子チケットぴあ(Pコード=764-387)、ローソンチケット(Lコード=38500)、イープラスなど主要なプレイガイド 、および展覧会公式ホームページ上のオンラインチケット にて、2010年11月18日(木)から1月17日(月)まで販売。 前売券の販売は終了しました。
当日券は、東京国立博物館 正門観覧券売場(開館日のみ、閉館の30分前まで)のほか、電子チケットぴあ(Pコード=764-387)、ローソンチケット(Lコード=38500)、イープラス、CNプレイガイドなど主要なプレイガイドおよび、展覧会公式ホームページ上のオンラインチケットにて2010年1月18日(火)から販売。
「東京・ミュージアムぐるっとパス」で、当日券一般1500円を1400円(100円割引)でお求めいただけます。正門観覧券売場(窓口)にてお申し出ください。ただし、2010年度版(2011年1月31日まで販売)は、2011年3月31日まで有効です。
東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を1000円(200円割引)でお求めいただけます。正門観覧券売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示下さい。
特別展「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」会期終了後の2011年3月8日(火)~2011年3月27日(日)まで、本特別展半券を当館正門観覧券売場にてご提示いただければ、当館総合文化展を半額の割引料金でご覧いただけます。
交  通 JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
主  催 東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
特別協力 平山郁夫シルクロード美術館、法相宗大本山薬師寺
協  賛 大日本印刷
協  力 文化遺産国際協力コンソーシアム、東京美術倶楽部、朝日生命保険、あいおいニッセイ同和損害保険
後  援 外務省、文化庁
カタログ・音声ガイド 展覧会カタログ(2300円)は、平成館2階会場内、および本館地下ミュージアムショップにて販売しています。音声ガイド(日本語のみ)は500円でご利用いただけます。
お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
展覧会ホームページ http://www.asahi.com/hirayama/ (朝日新聞社)
http://www.nhk.or.jp/event/hirayama/ (NHK)
展覧会公式サイトは会期終了時をもって終了いたしました。
関連事業
  記念講演会
第1回「薬師寺と大唐西域壁画」
  平成館 大講堂 2011年1月29日(土) 13:30~15:00  受付終了
講師:山田法胤(法相宗大本山薬師寺管主)

 
第2回「仏教伝来の道をたどる」
  平成館 大講堂 2011年2月19日(土) 13:30~15:00  受付終了
講師:松本伸之(東京国立博物館学芸企画部長)

 
講演会「薬師寺僧侶が語る大唐西域壁画」
  平成館 大講堂 15:00~15:45 当日受付
日程と講師:
2011年2月 8日(火) 松久保秀胤(法相宗大本山薬師寺長老)
2011年2月22日(火) 山田法胤(法相宗大本山薬師寺管主)

 
薬師寺僧侶によるお話「薬師寺と文化財保護」
  平成館 大講堂 各日5回 11:00~、12:00~、13:00~、14:00~、15:00~(いずれも30分程度) 当日受付
講師:薬師寺僧侶
日程:
2011年1月27日(木)、28日(金)
2011年2月15日(火)、16日(水)、17日(木)、24日(木)、25日(金)
* 都合により予告なく変更・中止になる場合もございます。ご了承ください。

 
「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」ジュニアガイド
  児童・生徒のみなさん向けの鑑賞の手引きとして、ジュニアガイドを制作しました。こちらのページからPDFをダウンロードし、プリントアウトしてご活用ください。
展覧会のみどころ
1部 文化財の保護と継承
――仏教伝来の道
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 平山郁夫氏が展開した文化遺産に対する保護活動の中でも、仏教遺跡に関しては特別な思いがありました。その活動の原点にあった被爆体験から、文化財の保護には、信仰心にもつながる平和への祈りが不可欠と考えていたからです。そのため、シルクロード探訪と並び、仏教伝来の道に沿った数々の遺跡をほぼ全域に渡って踏査し、それらの保護に全力を尽くしてきました。ここでは、仏教伝来の道の中でも、とりわけ平山郁夫氏にゆかりの深い仏教遺跡を採り上げ、そこに残された素晴らしい文化財を通して、平山郁夫氏の文化財保護活動を広く顕彰します。

関連地図
1章 インド・パキスタン―マトゥラー・ガンダーラ
「仏教伝来」の源流である、仏教誕生の地インド、仏陀像がはじめて造像されたガンダーラ。かつてこの地から諸外国に持ち出された美術品を保護・公開して文化財の重要性を訴えると共に、これらを収蔵する諸外国の美術・博物館への支援を継続して行いました。
仏陀立像
耳飾
耳飾
装飾品
装飾品
耳飾・装飾品(みみかざり・そうしょくひん)
クシャン朝・1~3世紀 パキスタン・ガンダーラ出土
山梨・平山郁夫シルクロード美術館蔵


ギリシャ文化の影響を受けたガンダーラで制作された金製の美しい装身具。
仏陀立像(ぶっだりゅうぞう)
クシャン朝・2~3世紀 パキスタン・スワート出土 山梨・平山郁夫シルクロード美術館蔵


仏像制作の初期の様相を示す仏陀像の優品でクシャン朝の仏隆盛を物語る。
2章 アフガニスタン―バーミヤン
文明の十字路に位置し、仏教東伝の拠点であったアフガニスタンでは、内戦のさなか遺跡や博物館から文化財が略奪され流出しました。これらの文化財を一時保護し、祖国に返還する運動を全世界に訴え、「流出文化財保護日本委員会」を設置、指導的役割を果たしました。
仏伝図「カーシャパ兄弟の仏礼拝」
仏伝図「カーシャパ兄弟の仏礼拝」
(ぶつでんず「かーしゃぱきょうだいのぶつれいはい」)
2~3世紀 アフガニスタン・カピサ地方出土
流出文化財保護日本委員会保管


戦乱によってアフガニスタンのカブール国立博物館から流出した作品の一つ。
平山氏の尽力により散逸を免れ、保護のために日本で保管されている。
 
「バーミアン大石仏を偲ぶ」 「破壊されたバーミアン大石仏」
「バーミアン大石仏を偲ぶ」
(ばーみあんだいせきぶつをしのぶ)
平山郁夫筆 2001年
広島・平山郁夫美術館蔵
「破壊されたバーミアン大石仏」
(はかいされたばーみあんだいせきぶつ)
平山郁夫筆 2003年
広島・平山郁夫美術館蔵

ともに、2001年3月のバーミヤン大仏の破壊後に描かれた作品。
平山氏の無念の思いが込められている。
3章 中国―西域
天山山脈とゴビ砂漠を巡って仏教東伝の回廊となった西域にはオアシスごとに仏教文化の花が開きました。楼蘭、クチャ、トムシュクなど多数の遺跡を取材し、文化財としての価値、危機的状況を世に知らしめ、調査・保存作業に協力・支援をしました。
舎利容器 舎利容器 舎利容器(しゃりようき)
6~7世紀 中国・クチャ・スバシ出土
東京国立博物館蔵


華麗な筆致と彩色によって奏楽などの場面を見事に表現した、西域美術の傑作。
正面 背面
菩薩像頭部 菩薩像頭部
(ぼさつぞうとうぶ)
6~7世紀
中国・新疆ウイグル自治区クムトラ石窟出土
山梨・平山郁夫シルクロード美術館蔵


墨と朱で、智の深さ、人々の心を救わんとする意志の強さが表現された西域の名品。
壁画 持香炉菩薩跪像 壁画 持香炉菩薩跪像
(へきが じこうろぼさつきぞう)
10世紀頃
中国・新疆ウイグル自治区ベゼクリク石窟出土
東京国立博物館蔵


仏に向かって香炉をささげる菩薩の像。鮮やかな彩色がよく残った西域壁画の代表作。
4章 中国―敦煌
西域への玄関口に位置し、シルクロードの要衝として栄えた敦煌仏教石窟群(莫高窟)が砂塵に埋没する危機に瀕していました。このため、保護事業を日中政府・関係機関に訴え、「敦煌石窟文物保護陳列センター」を設立、保存・修復の人材育成に力を尽くしました。
地蔵菩薩立像幡
「敦煌三危」 「敦煌鳴沙」
左:「敦煌三危」(とんこうさんき) 右:「敦煌鳴沙」(とんこうめいさ)
平山郁夫筆 1985年 神奈川・箱根・芦ノ湖成川美術館蔵

砂漠の黄と、オアシスの緑とを鮮やかに対比させ、敦煌石窟の景観を巧みに描く。


地蔵菩薩立像幡(じぞうぼさつりゅうぞうばん)
唐・8世紀 中国・甘粛省敦煌莫高窟出土
東京国立博物館蔵

寺院を荘厳した幡(のぼり)。
当初の形姿と彩色を非常によく残す敦煌の佳品。
十一面観音立像龕
5章 中国―西安 ・ 洛陽(龍門石窟) ・ 大同(雲崗石窟)
大同市にある雲崗石窟寺院、河南省洛陽市区に開かれた龍門石窟寺院など仏教文化東漸途上、
重要な仏教遺跡には、造営以来1500年余りを経て自然や人為によって甚大な破損が見られました。
遺跡の修復、保存・修復の人材育成、機材提供などの支援に尽力しました。


重要文化財 十一面観音龕(じゅういちめんかんのんがん)
唐・長安3年(703)銘
中国・西安市宝慶寺出土
東京国立博物館蔵


則天武后の発願になる宝慶寺石仏群の一つで、盛唐期の洗練された作風を示す。
 
6章 カンボジア―アンコールワット
カンボジアの内戦により荒廃したクメール王朝時代の都城址アンコール遺跡群救済のため、民間人の力を結集して「アンコール遺跡救済委員会」を発足させ、民間レベルでの文化協力を行ったのをはじめ、アンコール・トム・バイヨン寺院ほか保存修復事業を支援しました。
ナーガ上の仏陀坐像
「アンコールワットの月」 「アンコールワットの月」
(あんこーるわっとのつき)
平山郁夫筆 1993年
広島・平山郁夫美術館蔵


カンボジア・アンコールワット遺跡の夜の光景を叙情豊かに描き出す。
ナーガ上の仏陀坐像(なーがじょうのぶっだざぞう)
アンコール期・12世紀 カンボジア・シェムリアップ州 アンコールトム東南部のNo.61
東京国立博物館蔵
クメール王朝の最盛期(アンコール期)に制作された秀作で、この時期の代表作の一つ。
平山郁夫氏の業績
肖像 平山郁夫氏は、生涯を通じて150回以上も世界各地の遺跡を訪問し、制作のための取材や保護活動を展開してきました。その中心となったのが、シルクロードであり、仏教伝来の道でした。
東京藝術大学で教鞭をとり、作画に励む一方、ユネスコ親善大使、日本中国友好協会会長、日本美術院理事長、日本育英会会長、芸術研究振興財団・文化財保護振興財団各理事長などの要職を歴任しながら、公私にわたって展開した文化財保護活動は、じつに多岐にわたっています。
主な事業だけでも、シルクロード周辺地域を中心とする文化財・文化遺産の保護はもとより、美術工芸品や建造物の保存修復に対する助成、伝統技術保持者等の人材養成事業、芸術研究・文化財保存研究の奨励、海外主要美術館が所蔵する日本古美術の修復援助、自然災害や紛争による被災文化財の救出、そして芸術文化振興への支援など、枚挙に暇がありません。1989年楼蘭遺跡にてそれらの中でも、ユネスコ親善大使の時に実現した北朝鮮高句麗古墳群の世界遺産登録をはじめ、アンコール遺跡や敦煌石窟の保護活動、南京城壁の修復事業などに対する助成活動、また、なお記憶に新しいバーミヤン大仏の保護活動などは、国際間の友好親善と平和運動に多大な貢献をなし、世界的にもきわめて高い評価を受けています。
こうした偉大な業績により、1998 年(平成10)に文化勲章を授与されたほか、中国、韓国、フィリピン、パキスタン、アメリカ、フランス、バチカンなどの諸外国においても、数々の賞や勲章を受賞しています。
2部 文化財保護活動の結実
――「大唐西域壁画」
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 平山郁夫氏の文化遺産の探訪は、日本文化とはなにか、というテーマに対する答えを求め、玄奘三蔵の求法の旅を追体験してみようという発想からはじまりました。その過程で、文化遺産の危機的な状況を目にするたび、深い憂いと、保護の念がつのり、それが作画や保護支援事業へとつながっていきました。そして、その活動の集大成ともいえるのが「大唐西域壁画」 です。ここでは、奉納先である奈良・薬師寺以外では初めて、その全貌を公開し、制作途中で描かれた「大下絵」ととともに間近に鑑賞していただきます。
第1場面「明けゆく長安大雁塔・中国」 「大唐西域壁画」(だいとうさいいきへきが)
平山郁夫筆 2000年 玄奘三蔵院壁画 奈良・薬師寺蔵

1976年(昭和51年)に薬師寺・高田好胤管主(当時)の依頼により制作が決定。100回を超える現地取材を重ね、制作期間は20年以上に渡ります。2000年の大晦日に薬師寺玄奘三蔵院において入魂の「開眼供養」が行われました。画面の全長は約37メートル。壁面13面に中国・長安からインド・ナーランダ寺院へ至る7場面が描かれ、場面中の時間は朝から夜へと推移してゆきます。
第1場面 「明けゆく長安大雁塔・中国」(あけゆくちょうあんだいがんとう・ちゅうごく)
第2場面「嘉峪関を行く・中国」
第2場面 「嘉峪関を行く・中国」(かよくかんをいく・ちゅうごく)
第3場面「高昌故城・中国」
第3場面 「高昌故城・中国」(こうしょうこじょう・ちゅうごく)
第4場面「西方淨土須弥山」
第4場面 「西方淨土須弥山」(さいほうじょうどしゅみせん)
第5場面「バーミアン石窟・アフガニスタン」
第5場面 「バーミアン石窟・アフガニスタン」(ばーみあんせっくつ・あふがにすたん)
第6場面「デカン高原の夕べ・インド」
第6場面 「デカン高原の夕べ・インド」(でかんこうげんのゆうべ・いんど)
第7場面「ナーランダの月・インド」
第7場面 「ナーランダの月・インド」(なーらんだのつき・いんど)
平山郁夫氏 略年譜
1930 (昭和5)  広島県瀬戸田町(現・尾道市)に生まれる
1945 (昭和20)  学徒勤労動員先の広島陸軍兵器支廠で原爆に被爆
1947 (昭和22)  東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科予科に入学
1952 (昭和27)  同校日本画科を卒業、東京藝術大学日本画科副手に就任
1953 (昭和28)  第38回院展に作品「家路」が初入選
1959 (昭和34)  第44回院展に作品「仏教伝来」が入選
1962 (昭和37)  第1回ユネスコ・フェローシップにより、ヨーロッパへ留学
1967 (昭和42)  法隆寺の金堂壁画再現事業に参加、第3号壁を担当
1968 (昭和43)  アフガニスタンや中央アジアの遺跡を取材
1973 (昭和48)  東京藝術大学の教授に就任。文化庁から高松塚古墳壁画の現状模写を委嘱される
1974 (昭和49)  ローマ法王パウロ6世に拝謁、聖グレゴリオ騎士銀褒章を贈られる
1983 (昭和58)  第1次東京藝術大学敦煌学術調査団を率いて現地訪問
1988 (昭和63)  ユネスコ親善大使に任命
1989 (平成元)  東京藝術大学長に就任
1991 (平成3)  アンコール遺跡調査団の団長として遺跡を視察、調査
1992 (平成4)  日本中国友好協会会長に就任
1993 (平成5)  芸術研究振興財団理事長に就任。文化功労者に選ばれる
1994 (平成6)  文化財保護振興財団理事長に就任
1996 (平成8)  日本育英会会長に就任。日本美術院理事長に就任。仏レジオン・ドヌール勲章受章
1998 (平成10)  文化勲章受章
1999 (平成11)  米スミソニアン協会からジェームズ・スミソン賞受賞
2000 (平成12)  薬師寺玄奘三蔵院「大唐西域壁画」が完成
2001 (平成13)  タリバーンによるバーミヤン大石仏破壊について抗議をアピール。フィリピンのマグサイサイ賞を受賞
2002 (平成14)  中国政府から文化交流貢献賞を贈られる
2004 (平成16)  朝日賞(朝日新聞文化財団)を受賞。韓国の「修交勲章興仁章」を受章
2005 (平成17)  パキスタン政府より「国際文明理解と調和の大使」および「タキシラ名誉市民」の称号を受ける
2006 (平成18)  日中友好協会の会長として北京にて胡錦濤主席と会見
2009 (平成21)  12月2日に79歳で永眠