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特別展「手塚治虫のブッダ展」

特別展「手塚治虫のブッダ展」
本館 特別5室   2011年4月26日(火) ~ 2011年6月26日(日)

  

“漫画の神様”といわれる手塚治虫。
『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』などの名作で知られる手塚治虫がその晩年、10年以上の歳月をかけて制作した作品が『ブッダ』です。
『ブッダ』は、仏教の開祖“釈迦”の生涯(仏伝)を手塚治虫独自の解釈で描いたもので、手塚の永遠のテーマである「命の尊さ」がダイレクトに感じられます。
本展は、この『ブッダ』のオリジナル原画と仏像そのものを同じ空間に展示するという日本初の試みで、文化遺産と現代文化を融合しながら、手塚が追及したブッダの世界を間近に鑑賞していただこうとするものです。

 

「手塚治虫のブッダ展」は、3月11日の東日本大震災にともなう諸情勢に鑑み、開館時間を変更いたします。お客さまにはご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。また、一部休館日も変更となりますので、ご注意くださいませ。
被害の大きかった地域の皆様には一日も早い復旧がなされますことを心よりお祈りいたします。


開館時間(変更後)
2011年4月26日(火)~4月30日(土) 10:00~16:00
(入館は閉館の30分前まで)
2011年5月1日(日)~6月26日(日) 9:30~17:00
(入館は閉館の30分前まで。土・日・祝日は18:00まで)
※4/26~6/26の会期中、金曜日の夜間開館は行いません

休館日(変更後)
2011年5月16日(月)、5月23日(月)、6月13日(月)、6月20日(月)、6月21日(火)

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1089ブログ「2011年度の特別展」 展覧会の見どころなどを紹介しています。

開催概要

会  期 2011年4月26日(火)~6月26日(日)
会  場 東京国立博物館 本館特別5室(上野公園)
開館時間 2011年4月26日(火)~4月30日(土) 10:00~16:00
(入館は閉館の30分前まで)
2011年5月1日(日)~6月26日(日) 9:30~17:00
(入館は閉館の30分前まで。土・日・祝日は18:00まで)
※4/26~6/26の会期中、金曜日の夜間開館は行いません
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜日は20:00まで、土・日・祝日は18:00まで開館)
休館日

2011年5月16日(月)、5月23日(月)、6月13日(月)、6月20日(月)、6月21日(火)
月曜日および6月21日(火)(ただし5月2日(月)、5月9日(月)は開館)

観覧料金 一般800円(700円)、大学生600円(500円)、高校生400円(300円)
中学生以下無料
( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
障がい者とその介護者一名は無料です。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。
前売券は、東京国立博物館 正門観覧券売場(開館日のみ、閉館の30分前まで)のほか、ローソンチケット(Lコード=33377)など主要プレイガイドにて、2011年3月1日(火)から2011年4月25日(月)まで販売。前売券の販売は終了しました。
コラボチケット(1,800円)は、ローソンチケット(Lコード=33377)にて、2011年2月11日(金・祝)~2011年5月27日(金)まで独占販売。[映画「手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-」×特別展「手塚治虫のブッダ展」のセット券]
幻のお宝付きチケットI&II(各2,300円)は、ローソンチケット(Lコード=33377)にて、2011年3月1日(火)~2011年4月25日(月)まで独占販売。[単行本発行前、コミック誌に連載されていた「ブッダ」の原画を忠実に再現した復刻版レプリカ3枚と、展覧会の観賞券が付いたプレミアムチケット。原画は各々3枚ずつをセレクトしたI、IIの2種類]幻のお宝付きチケットI&IIの販売は終了しました。
特別展「写楽」(2011年5月1日(日)~6月12日(日)平成館)は別途観覧料が必要です。
「東京・ミュージアムぐるっとパス」で、当日券一般800円を700円(100円割引)でお求めいただけます。正門観覧券売場(窓口)にてお申し出ください。2011年度版(2011年4月1日より販売)のみ有効です。
東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の割引はございません。
交  通 JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
主  催 東京国立博物館、東映、TBS
協  力 手塚プロダクション、日本通運、財団法人全日本仏教会、ニトリ、カラーキネティクス・ジャパン
後  援 文化庁、読売新聞社
カタログ・音声ガイド 展覧会カタログ(1700円)は、本館会場内、および本館地下ミュージアムショップにて販売しています。音声ガイド(日本語のみ)は1台300円、ペア使用500円(1台を2人で使います)でご利用いただけます。
お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
03-5405-8686 (ハローダイヤル・英語/English)
展覧会ホームページ http://www.budda-tezuka.com/ 
展覧会公式サイトは会期終了時をもって終了いたしました。
映画ホームページ http://wwws.warnerbros.co.jp/buddha/ (表示にはFlash Playerが必要です)

 

関連事業

ブッダを語る講演会&トークセッション
  平成館 大講堂 2011年4月30日(土) 13:30~15:00

テーマ:

仏像ガール(R)講演会「ブッダと仏像 ~インドの風を感じよう!~」
対談「ブッダ展のたのしい見かた」
講 師: 廣瀬郁実(仏像ガール(R))(仏像ナビゲーター)
松本伸之(東京国立博物館 学芸企画部長)
 
記念講演会「能と仏教」
  平成館 大講堂 2011年6月4日(土) 13:30~15:00
講 師: 観世清和(能楽観世流二十六世家元)
 
中学生のためのワークショップ「ものがたりを描く 仏像×漫画×アニメーション」
   中学生を対象としたワークショップです。仏伝の物語と、それをもとに作られた仏像や漫画の工夫を意識して絵コンテを作り、東映アニメーションのアニメーターの指導のもと映画「ブッダ」の制作過程を体験します。
本館20室  2011年6月18日(土) 13:30 ~ 16:30
「手塚治虫のブッダ展」ジュニアガイド
  特別展「手塚治虫のブッダ展」の鑑賞の手引きとして、ジュニアガイドを制作しました。こちらのページからPDFをダウンロードし、プリントアウトしてご活用ください。
 
水樹奈々さんの音声ガイドを聞いてクイズに答えよう!
  特別展「手塚治虫のブッダ展」では、手塚治虫の原画と仏像を対比させながらブッダの生涯をわかりやすく解説する音声ガイドをお貸し出ししています(1台300円、ペア使用500円)。ナビゲート役は、声優・アーティストの水樹奈々さん(写真)。水樹さんは、現在公開中の映画「手塚治虫のブッダ~赤い砂漠よ!美しく」にミゲーラの声で出演されています。
この音声ガイドで出題されるクイズに答えて応募すると、抽選で10名様に水樹奈々さんサイン入り“ブッダ”ポスターをプレゼントします。

期 間: 2011年6月6日(月)~6月26日(日)
*ご応募はおひとり様1回限りです。
*応募用紙は音声ガイド機器1台につき1枚お渡しします。

 

展覧会のみどころ

 

- 誕 生 -

いまから2500年ほど前、ヒマラヤ山麓にあるちいさな村で、後にブッダとなるシッダールタは、釈迦族の王子としてこの世に生を受けました。誕生後、ただちに歩いて天地を指差すなど、すでに奇跡的な事跡に彩られていました。

 

ブッダ第2巻表紙
『手塚治虫漫画全集ブッダ』2巻 表紙絵
手塚プロダクション蔵 (C)手塚プロダクション
  麻耶夫人像
重要文化財 摩耶夫人像
飛鳥時代 7世紀 東京国立博物館蔵
ブッダは、その母・摩耶(マーヤ)が出産のため故郷へ戻る途中の林苑で、摩耶の右脇下から生まれたと伝えられています。
その劇的な場面を表現した貴重な作例で、古代日本の金銅仏の秀作です。
 

 

- 苦 悩 -

シッダールタは、王子として、贅沢で何不自由のない生活を与えられていましたが、幼少時に弱肉強食の世を知り、人生そのものに悩む苦悩の日々を送します。その迷いの世界から解脱(げだつ)するために、シッダールタは29歳で出家を決意します。

 

菩薩立像   ブッダ第3巻表紙画
『手塚治虫漫画全集ブッダ』3巻 表紙絵
手塚プロダクション蔵 (C)手塚プロダクション
  「ブッダ」直筆原稿
『希望の友』1974年8月号
手塚プロダクション蔵 (C)手塚プロダクション
 
菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)
パキスタン・ガンダーラ クシャーン朝・2~3世紀 東京国立博物館蔵
ブッダの王子時代の姿をモデルとした最初期の菩薩像。
豊かな髪を結い、豪華な装身具で、身を飾り、サンダルを履くのは、当時の王侯貴族の装いを反映したもので、後の菩薩像の原型がよく示されています。
 

 

- 成 道(じょうどう) -

菩提樹の下で座禅を組んだシッダールタは「悟りを開くまで動くまい」と固く決心し、瞑想(めいそう)に入ります。瞑想するシッダールタにいろいろな悪魔が忍び寄りますが、シッダールタは微動だにせず、瞑想を続けました。座禅をはじめて8日目、シッダールタはついに悪魔たちの妨害に打ち勝ち、悟りを開きます。

 

如来立像   ブッダ第4巻表紙
『手塚治虫漫画全集 ブッダ』4巻 表紙絵
手塚プロダクション蔵 (C)手塚プロダクション
  ブッダ直筆原稿
『コミックトム』1980年12月号
手塚プロダクション蔵 (C)手塚プロダクション
 
仏立像(ぶつりゅうぞう)
パキスタン・ペシャーワル周辺 クシャーン朝・2~3世紀 東京国立博物館蔵
真に目覚めた者=ブッダは、あらゆる欲望から解き放たれていることから、その身には大衣をまとう以外、装飾品などは一切身に付けない姿で表現されました。
そうしたブッダ像の中でも最初期に作られた優品です。
 

 

- 涅 槃(ねはん) -

ブッダとなったシッダールタは説法によって多くの人に救いの手を差し伸べました。説法を始めて45年、伝道の旅を続けていたブッダでしたが、ある日死期を悟り、沙羅双樹(さらそうじゅ)に囲まれた場所に寝台を作らせました。頭を北に、右脇を下に、右手を枕にして横たわり、息を引き取りました。

 

仏涅槃像
重要文化財 仏涅槃像(ぶつねはんぞう)
鎌倉時代・13世紀 奈良・岡寺蔵
  ブッダ第14巻表紙画
『手塚治虫漫画全集ブッダ』14巻 表紙絵
手塚プロダクション蔵 (C)手塚プロダクション
静かにこの世の生を終えようとするブッダの姿を表しています。涅槃は、一切の欲望や束縛から脱した完全な悟りの境地を示すと共に、肉体の消滅も意味します。涅槃の場面が彫像で表現されているのは大変珍しいことです。
 

 

ブッダの生涯

B.C.6~5C 釈迦族の王子として誕生
0歳 母・摩耶(マーヤ)が突然他界
12歳 弱肉強食の世の中に無常を感じ、苦悩
16歳 ヤショダラと結婚
29歳 息子誕生、ラーフラと名付ける。出家を決意し、城を出る
29歳~ 6年間、苦行を実践。2ヵ月以上に及ぶ断食にも挑戦
35歳 8日間の座禅で、悟りを開き「ブッダ」となる。梵天(ぼんてん)に導かれ、説法をはじめる
?歳 仏教教団の拠点、祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)を譲り受ける
80歳 入滅(涅槃)(にゅうめつ(ねはん))

 

手塚治虫

1928年11月3日 大阪府出身
小学生の頃から漫画を描き、1946年に漫画家デビュー。その後4コマ漫画の連載から長編漫画の執筆も手がけるようになり、同時に医師免許も取得している。数々の雑誌で「ジャングル大帝」(1950年)、「リボンの騎士」(1953年)、「火の鳥」(1954年)などの人気作を連載。
またアニメーションにも強い情熱を持っており、1961年には手塚治虫プロダクション動画部を設立(翌年「虫プロダクション」に改名)、日本初の長編TVアニメシリーズ「鉄腕アトム」(1963年)などを手がける。その後も「どろろ」(1967年)、「ブラック・ジャック」(1973年)、「三つ目がとおる」(1974年)など発表。1972年には少年漫画誌「希望の友」にて「ブッダ」の連載開始。その後10年以上をかけて描き続ける。1989年2月9日永眠。
手塚治虫
(c)手塚プロダクション