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特別展「誕生!中国文明」

  • 『動物紋飾板偃師市二里頭Ⅵ区11号墓出土(1984年)夏時代・前17~前16世紀高16.5cm 幅11cm洛陽博物館蔵』の画像

    動物紋飾板
    偃師市二里頭Ⅵ区11号墓出土(1984年)
    夏時代・前17~前16世紀
    高16.5cm 幅11cm
    洛陽博物館蔵

    平成館 特別展示室
    2010年7月6日(火) ~ 2010年9月5日(日)

     黄河のほとりに位置する河南(かなん)省は、商(しょう)(殷(いん))の安陽(あんよう)、後漢(ごかん)・魏(ぎ)(三国時代)・北魏(ほくぎ)(南北朝時代)の洛陽(らくよう)、北宋の開封(かいふう)など、古くからいくつもの王朝の都が置かれ、中国文明の中心の一つとして重要な役割を果たしてきました。そこでは優れた技術を駆使した類まれなる造形が生み出され、多くの文化遺産として今に伝えられています。この展覧会では、河南省で出土した数々の名品に焦点をあて、「王朝の誕生」「技の誕生」「美の誕生」の3つのテーマにそって中国文明の誕生と発展のあとを振り返ります。

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開催概要
会  期 2010年7月6日(火)~9月5日(日)
会  場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜日は20:00まで、土・日・祝日は18:00まで開館)
休館日 月曜日(ただし7月19日(月・祝)、8月16日(月)は開館、7月20日(火)は休館)
観覧料金 一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)
中学生以下無料
( )内は前売り/20名以上の団体料金
障害者とその介護者一名は無料です。入館の際に障害者手帳などをご提示ください。
前売券は、東京国立博物館 正門観覧券売場(開館日のみ、閉館の30分前まで)のほか、電子チケットぴあ(Pコード=764-101)、ローソンチケット(Lコード=36611)、イープラスなど主要なプレイガイド、および展覧会公式ホームページ上のオンラインチケットにて、2010年4月6日(火)から7月5日(月)まで販売。 前売券の販売は終了しました。
ペアチケット(2000円)は、チケットぴあ(Pコード=764-154)、ローソンチケット、イープラスなど主要なプレイガイドにて、2010年4月6日(火)~2010年5月5日(水)まで販売。ペアチケットの販売は終了しました。
ガイドブック(中央公論新社で6月発刊予定、価格:1700円)1冊と前売券(1300円)とのセット券(2500円)は、チケットぴあ(会場引取セット券のPコード=764-155、事前郵送セット券のPコード=764-101)にて、2010年5月6日(木)~2010年6月5日(土)まで販売。ガイドブックと前売券のセット券の販売は終了しました。
「東京・ミュージアムぐるっとパス」で、当日券一般1500円を1400円(100円割引)でお求めいただけます。正門観覧券売場(窓口)にてお申し出ください。
東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を1000円(200円割引)でお求めいただけます。正門観覧券売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示下さい。
特別展「誕生!中国文明」会期終了後の2010年9月7日(火)~9月26日(日)まで、本特別展半券を当館正門観覧券売場にてご提示いただければ、当館平常展を半額の割引料金でご覧いただけます。
交  通 JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
主  催 東京国立博物館、読売新聞社、大広、中国河南省文物局
後  援 中国大使館
協  賛 清水建設、光村印刷、トヨタ自動車、三城ホールディングス
協  力 日本航空、日本貨物航空、TBSラジオ
カタログ・音声ガイド 展覧会カタログ(2300円)は、平成館2階会場内、および本館地下ミュージアムショップにて販売しています。音声ガイド(日本語のみ)は大人向けガイド500円、子ども向けガイド500円(大人・子どもセットで800円)でご利用いただけます。
お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
展覧会ホームページ http://tanjochina.jp/
展覧会公式サイトは会期終了時をもって終了いたしました。
関連事業
  記念イベント
鳳蘭、田原総一朗、チェンミン 夢のエンタテインメント
  文京シビックホール(東京・春日) 2010年7月9日(金) 13:30~16:00  受付終了
  記念講演会
第1回
  平成館 大講堂 2010年7月10日(土) 13:30~15:00  受付終了
演題:「文字の発生と歩み」
講師:書家 新井 光風 氏

 
第2回
  平成館 大講堂 2010年8月7日(土) 13:30~15:00  受付終了
演題:「美の競演-中国河南省の文物」
講師:東京国立博物館学芸企画部長 松本 伸之
  平成22年度連続講座
「中国文明の誕生」
  平成館大講堂 2010年7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)の3日間連続  13:00~16:15  受付終了
  記念公演
「チェンミン スペシャルコンサート」
  平成館大講堂 2010年7月23日(金)  
(1) 14:30~15:45  受付終了
(2) 18:30~19:45  受付終了
出演:二胡アーティスト チェンミン 氏、中国伝統楽器奏者

 
「京劇の夕べ-見方・楽しみ方」
  平成館大講堂 2010年7月30日(金)  18:30~19:30  当日受付
出演:京劇俳優 張 紹成 氏 ほか
ワークショップ
「動物紋飾板(どうぶつもんかざりいた)を作ろう!」
  平成館 小講堂 2010年8月5日(木)  受付終了
(1)10:00~12:00
(2)13:00~15:00
(3)16:00~18:00
巡回予定
九州国立博物館 2010年10月5日(火)~11月28日(日)
奈良国立博物館 2011年4月5日(火)~5月29日(日)
展覧会のみどころ
第1部 王朝の誕生
 中国文明の誕生と中国における王朝の始まりには、密接な関係があります。王朝という強力な統治機構のもとに人材と富が組織され、文明が生み出されてきたからです。中国の古代王朝は現在の河南省に始まり、その後の多くの王朝が河南省に都を置きました。中国最初の王朝は、現在の河南省で生まれた夏であるとする説が、近年有力になっています。夏にとってかわった商(殷)王朝も河南省を本拠地としました。以後、東周、後漢、魏(三国時代)、西晋、北魏、北宋など多くの王朝が河南省に都を置きました。夏が生まれた前2000年頃から、河南省に都を設けた最後の王朝である北宋が滅びた1127年まで、河南省は中国の政治、経済、文化の中心地の地位を保ち続けました。現在の河南省の中心に位置する地域は、古来「中原(ちゅうげん)」と呼ばれ、天下を争うことが「中原逐鹿(中原に鹿をおう)」と表現されたこともあります。第1部では、河南省で出土した、王者の権威を示す数々の作品によって、夏(前2000年頃~前1600 年頃)から、広大な領域を支配して今日の中国 の原型を作った漢王朝(前206年~後220年)にいたる古代中国王朝の誕生と発展のあとをたどります。
動物紋飾板   動物紋飾板(どうぶつもんかざりいた)
偃師市二里頭Ⅵ区11号墓出土(1984年)
夏時代・前17~前16世紀
高16.5cm 幅11cm
洛陽博物館蔵

青銅製の板にトルコ石の小片をはめ込んで、動物の姿を真上からみたさまを表しています。飾板の下部にはキツネを思わせる頭があり、口の両側に前脚が伸びています。頭の上には幅の広い尾が、飾板の最上部では後ろ脚が左右から伸びて先端が向かい合うさまが表されています。中国で王朝が誕生したころ、身分の高い少数の人々が身につけた、権威を象徴する装身具であったと考えられます。
  方か   方か(ほうか)
安陽市殷墟婦好墓出土(1976年)
商時代・前13~前12世紀
高67.6cm 口径25.6cm×23.2cm 重21.5kg
河南博物院蔵


 長い脚が4本あり、胴には持つための把手(とって)が1つついた青銅器です。脚の間で火を焚いて、祭祀に用いる酒を温めました。口の上に柱が2本立っています。その機能は不明ですが、あるいはここに酒を濾(こ)す布を結びつけたのかもしれません。この種の容器のなかでは特に大型で、側面は威厳のある文様で飾られています。銘文から、この青銅器は婦好(ふこう)という商の王妃のために作られたものとわかりました。
九鼎   九鼎(きゅうてい)
新鄭市鄭国祭祀遺跡出土(1997年)
春秋時代(鄭国)・前7~前6世紀
高45.5~55.3cm 口径45.8~52.8cm
河南省文物考古研究所蔵

形や紋様はほぼ同じですが、大きさだけ少しずつ異なる9個1組の鼎(かなえ)です。商時代に出現した青銅製の鼎は、西周時代になるとセットで使われるようになり、その数は身分によって異なりました。なかでも9は王の鼎だけに許された特別な数でした。しかし春秋時代に周王朝が衰えると、それまで七鼎以下に制限されていた諸侯が競って九鼎を使い始めたのです。このセットは河南省中部にあった春秋時代の強国、鄭(てい)の君主のものと考えられます。
金縷玉衣   金縷玉衣(きんるぎょくい)
永城市芒とう山僖山1号墓出土(1986年)
前漢時代・前1世紀
長180cm 幅125cm
河南博物院蔵
 
 玉衣とは美しい石を札状に加工して綴(つづ)った服です。漢時代の王侯貴族は亡くなると全身を玉衣で覆い、不老不死になることを望みました。当時の人々は玉が死体を腐敗から守ると信じていたためです。この玉衣も漢時代の河南省東部にあった梁(りょう)国の王墓から出土しました。王の願い空しく遺骸は朽ちて中身は空っぽですが、合計約二千枚もの玉札(ぎょくさつ)と、それらを綴る金製の糸が、最盛期には皇帝にも劣らぬと言われた梁王の威光を示しています。
第2部 技の誕生
 中国文明の特徴の一つに、早くから、生活を豊かにする器物を作る工芸技術が発達してきたことが挙げられます。古代文明を象徴するのは金属です。中国で最初に実用化された金属は、銅と錫(すず)の合金である青銅です。青銅に続き、金、銀、鉄なども利用されるようになりました。世界でもっとも愛好されてきた中国の工芸品は、陶磁器でしょう。中国では色鮮やかでつややかな陶磁器を作る努力が続けられています。中国文明の伝統は、玉(ぎょく)の愛好です。中国では古来、美しい石を特に好み、精緻な加工を施して身の回りを飾ってきました。河南省地域はこれらの工芸の発展の舞台となり、多くのすばらしい作品を生み出してきました。第2部では、「暮らし」「飲食の器」「アクセサリー」という三つの観点から、昔の人々の生活の技と、高い技術を駆使して作られたすばらしい工芸品を紹介します。
三彩双龍耳瓶   三彩双龍耳瓶(さんさいそうりゅうじへい)
鞏義市芝田孝北食品公司出土(1992年)
唐時代・8世紀
高41.2cm 腹径20.6cm
鄭州市文物考古研究院蔵

蝋抜(ろうぬ)きで白い斑文をあらわし、緑と褐色の釉薬をかけています。口から肩にかけて龍の形をした長い柄がついたこのような瓶は、隋(ずい)代から白磁でつくられています。遠くギリシャで、酒などの貯蔵器として使用されたアンフォラを起源とし、東西交流のなかで中国につたわった形と考えられます。出土品には、白磁、三彩のほか、緑釉や黒褐釉のものも見つかっており、唐時代、都を中心にひろく流行した器であったことがわかります。
七層楼閣   七層楼閣(しちそうろうかく)
焦作市出土
後漢時代・2世紀
高182.2cm 幅157.8cm
焦作市博物館蔵

7階建ての楼閣が空中の通路によって付属の建物とつながっています。2階から6階の各階では、斗拱(ときょう)という建築部材が分岐しながら上に伸びて軒や直上の階の床を支えています。河南省の後漢時代の墓からは大型楼閣の模型が数多く出土しています。空中通路や斗拱など最高峰の技術に支えられた楼閣からは、洛陽(らくよう)を中心とする首都圏ならではの繁栄ぶりと高級官僚をはじめとする有力者層の豪奢(ごうしゃ)な暮らしをうかがい知ることができます。
金製アクセサリー   金製(きんせい)アクセサリー
洛陽市ぼう山宋墓出土(1990年)
北宋時代・11~12世紀
縦6.5cm 横7.2cm 厚0.3cm 重22.4g
洛陽博物館蔵

金の針金や粒を精緻に加工したうえ、トルコ石などの宝石を嵌(は)め込み、豪華な仕立てとしています。小型であること、またその形状からすると、頭飾あるいは首飾りや帯飾りといったアクセサリーの一部と考えられますが、宋時代の高度な技量が遺憾なく発揮された逸品です。金製の簪(かんざし)や耳飾り・腕飾り、銀製の箸(はし)や匙(さじ)など、10数点の金銀製品とともに発見されました。宋時代の上流階級の人々の華麗な生活をしのぶことができるでしょう。
第3部 美の誕生
 中国文明の特色は、古代から現代まで途切れることなく続いていることです。これは、エジプト、メソポタミア、インダスなどの古代文明と中国文明が大きく異なる点です。中国の絵画、書、彫刻などの美術も、古代から連続的に発展しています。そこで長く創作の対象となったのは、中国の人々があこがれた不老不死の神や仙人の世界、インドに始まり西暦紀元後に伝わった仏教の世界などの宗教的世界です。その一方で、現実の人々や動物を写実的に表そうとする努力も続いてきました。中国の文字は、紀元前1300年頃に確立した甲骨文字(こうこつもじ)に始まり、紀元前後に現在の漢字の形となりました。中国では常に文字の美しさが追及され、やがて芸術としての書が確立します。第3部では、「神仙の世界」「仏の世界」「人と動物」「書画の源流」という四つのテーマのもとに、今日まで続く中国伝統の美術の誕生と発展のあとを追います。
王尚恭墓誌   王尚恭墓誌(おうしょうきょうぼし)(部分)
司馬光書
孟津県北陳村出土(1936年)
北宋時代・11世紀
縦77.8cm 横77.5cm 厚16.5cm
河南博物院蔵

北宋時代の王尚恭という人物の事跡を石に刻み込んだ墓誌です。文字は北宋時代の著名な政治家・歴史家である司馬光の手になるもので、司馬光の筆跡を今日に伝えています。司馬光は、王安石(おうあんせき)の改革政策に反対した硬骨の保守政治家であり、また中国の歴史書のなかでも屈指の名著とされる『資治通鑑(しじつがん)』を編纂した稀代の知識人でもありました。端正で力強い隷書体(れいしょたい)の文字から、司馬光の人柄がしのばれます。
神獣   神獣(しんじゅう)
淅川県徐家嶺9号墓出土(1990年)
春秋時代・前6~前5世紀
高48cm 長47cm 幅27cm
河南省文物考古研究所蔵
  三彩舎利容器   三彩舎利容器(さんさいしゃりようき)
新密市法海寺地宮出土(1966年)
北宋時代・10世紀
高47.3cm 幅33.2cm 奥行33.2cm
河南博物院蔵
 
 虎の身体に龍の首と亀の脚を持った怪獣が舌を出しています。頭上には6匹の小さな龍がいます。背中の孔には屈曲した台がはめこまれ、その上で別の動物が躍動し、さらに龍をくわえています。表面全体には龍・鳳凰・虎等の紋様が、トルコ石の小片をはめこむ象嵌(ぞうがん)技法で飾られています。春秋時代、河南省南部を支配した新興国・楚(そ)の人々は鬼神(きしん)を好んだと伝えられています。この像には怪異な神々を崇拝した楚の風俗が色濃く出ています。    法海寺塔の地宮(地下に設けられた宮殿)から発見された陶製の舎利容器です。舎利とは釈迦の遺骨を指し、水晶などを舎利に見立て、塔に納めて崇拝することが行なわれました。建物をかたどるこの舎利容器は四面に獅子と仁王が配され、にぎやかな装飾が目をひきます。この舎利容器の蓋と身の内側には「咸平(かんぺい)元年(998)」の紀年を示す銘文がほどこされていることから、生産年代の下限が明らかな宋代三彩の貴重な作品といえます。
御者と馬   御者と馬(ぎょしゃとうま)
洛陽市十五工程局小学出土(1987年)
唐時代・8世紀
馬:高40cm 人:高35cm
洛陽博物館蔵
 
 馬は、生活において無くてはならない大切な家畜でした。唐時代には絵画や工芸品に生き生きとあらわされるようになり、人々にとっていかに身近な存在であったかを知ることができます。この俑(よう)は、墓に納めるためにつくられたものです。馬は前脚をあげ、御者のひく手に力強く抵抗しています。どちらも表情豊かにあらわされ、いまにも動き出しそうな躍動感が感じられます。また、鞍(くら)や御者の衣服には朱、金、黒の絵具がのこっています。制作当時はあざやかな彩色が加えられていたことがわかります。
河南省について
河南省遺跡めぐり
 今回の展覧会の出品作品の出土地には、著名な観光地になっているところもあります。方か(ほうか)が発見されたのは、河南省安陽市殷墟(いんきょ)です。殷墟では、大型建物の跡や王を葬ったと考えられる大規模な墓などが発見されています。近年、観光地としての整備が進み、2006年に世界遺産に登録されました。また、出品される半跏思惟像などが作られた河南省洛陽市の龍門石窟は、中国屈指の国際的な観光地で、2000年に世界遺産に登録されました。川の両岸の岩山に長さ1kmにわたって2300余りの石窟が掘られ、刻まれた仏像は11万体近くといわれます。石窟の随所に刻まれた文字は、書の作品として著名であり、書道ファンにも見逃せない場所です。

この言葉も河南省生まれ
 人や組織の力量が試されるとき、しばしば「鼎(かなえ)の軽重が問われる」という言葉が用いられます。これは前606年に、南方の新興勢力である楚(そ)の君主が軍を率いて東周の都である洛陽を訪問したとき、東周の鼎の重さを尋ねたという話に由来します〔出典は『春秋左氏伝』〕。鼎は三本ないし四本の足がついた鍋で、国家的な祭祀に用いる鼎の大きさが国力を象徴すると考えられていたのです。鼎は今回の展覧会でも多数出品されます。無用の心配を意味する「杞憂」も河南省に由来します。杞の国に住む人が、天が崩れ落ちてくるのではないかと憂慮したという話から生まれた語です〔出典は『列子』〕。杞は春秋時代にあった小国で、今日の河南省杞県に当たります。
 方か
方か(ほうか)
安陽市殷墟婦好墓出土(1976年)
商時代・前13~前12世紀
高67.6cm 口径25.6×23.2cm 重21.5kg
河南博物院蔵