描かれた仏様の全身が金色に輝くさまを、「悉皆金色(しっかいこんじき)」といいます。これは、金泥を塗った上にさらに細く切った金箔で細かい文様をあらわして表現します。
当館で所蔵する「阿弥陀如来像(2011年1月2日(日)~2月6日(日)まで本館3室で展示)」を題材として、悉皆金色の効果がどのような技法を使って表現されるのか、工程を5段階に分けた模型を展示いたします。
平成20年度「裏彩色」、平成21年度「截金」に続く第三弾となる絵画の制作工程模型と、制作に使用した材料や道具類を展示し、「悉皆金色」の表現がどのような工程を経て作られたのかをご覧いただきます。
|