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南太平洋の暮らしと祈り

  • 『ワニ メラネシア、ニューギニア島東北部 19世紀後半~20世紀初頭 藤川政治郎氏寄贈』の画像

    ワニ メラネシア、ニューギニア島東北部 19世紀後半~20世紀初頭 藤川政治郎氏寄贈

    東洋館 第3室
    2009年4月7日(火) ~ 2009年6月7日(日)

     わが国ではリゾート観光で馴染み深い南太平洋ですが、その文化についてはあまり知られていません。

      アジアに起源をもつ太平洋の多くの人々は、海洋民族であると同時に16~18世紀にヨーロッパ人と出会うまでは新石器文化の技術を受け継ぐ農耕民族でもありました。その文化には多くの共通点が見られると同時に、違いもあります。

      南太平洋はミクロネシア、メラネシア、ポリネシアに区分されています。各地区においても島々はそれぞれ多彩な様相を示し、石材の多宴といった環境の条件は、珊瑚島か火山島かによっても左右されました。

      当館には明治時代から昭和初期にかけてこの地域より将来された多くの民族資料があります。そのなかから、暮らしや宗教儀礼の代表的な道具をご紹介します。共通性と多様性をあわせもつ南太平洋の文化の豊かさをご覧ください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
イモ用杵 ミクロネシア、チューク諸島 19世紀後半~20世紀初頭 藤川政治郎氏寄贈
ココナッツ掻器 ミクロネシア、パラオ 19世紀後半 田口卯吉氏寄贈
大面 メラネシア、ニューブリテン島 19世紀後半 森又七郎氏寄贈
ワニ メラネシア、ニューギニア島東北部 19世紀後半~20世紀初頭 藤川政治郎氏寄贈
関連事業

列品解説「南太平洋の暮らしと祈り」
東洋館第3室 2009年5月29日(金) 18:30 当日参加
講師:東洋室研究員 川村佳男