平成館 企画展示室
2008年12月16日(火) ~ 2009年2月8日(日)
当館では、平成10年度から行なわれている「博物館所蔵の考古資料相互活用促進事業」により、毎年、各地の博物館と所蔵品の交換展示を実施してまいりました。平成20年(2008)度は、福島県文化財センター白河館(愛称まほろん)・長野県立歴史館と交換展示を実施しております。
一般の文化財に比べ、劣化や変形・破損の著しい考古資料では、修理・模造・復元の活動は保存や記録・展示の上で重要です。そこで、本特集陳列では、古墳時代金属器の模造品などに注目しました。
福島県文化財センター白河館から借用した修理品・復元模造品と、当館蔵の明治から昭和初期に製作された復元模造品や、近年実施した復元修理品および現状 模造品を展示いたします。修理に伴う復元や、記録のための現状(型取)模造品、展示のために積極的な復元製作をおこなった復元模造品などのさまざまな特徴 を比較し、博物館における修理・模造・復元のあり方を考える機会として頂ければ幸いです。