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インドネシアの服飾

  • 『腰巻(カイン・パンジャン)または肩掛(スレンダン) 首架動物模様 経絣(イカット) スムバ島東部・カプンドク 19世紀』の画像

    腰巻(カイン・パンジャン)または肩掛(スレンダン) 首架動物模様 経絣(イカット) スムバ島東部・カプンドク 19世紀

    東洋館 第3室
    2008年5月8日(木) ~ 2008年7月27日(日)

      インドネシアは大小無数の島々からなっており、そこには多数の民族が住んでいます。民族ごとに伝統的な技法や文様からなる服飾品がみられます。こうしたインドネシアの服飾は、基本的には腰にまとう腰巻(カイン・パンジャン)、筒状に縫い合わせた女性用の筒型スカート(サルン)、肩に掛ける肩掛(スレンダン)が主要なもので、正装用として、頭巾(カイン・クパラ)や上衣、腰帯、ズボン等も着用されました。これらの衣装には、ジャワ更紗として知られている蝋防染のバテックをはじめ、絣織のイカットなどが代表的なものですが、今回はこれまでほとんど展示されたことのなかった金糸をふんだんに織り込んで模様をあらわした緯紋織や縫取織の豪華な衣装も展示します。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
腰巻(カイン・パンジャン)または肩掛(スレンダン) 首架動物模様 経絣(イカット) スムバ島東部・カプンドク 19世紀
上着 花模様 緯浮紋織 スマトラ島南部(パレンバン) 20世紀 ダド・マジラン氏、モハマット・シャフェイ氏寄贈