東洋館 第3室
2008年5月8日(木) ~ 2008年7月27日(日)
インドネシアは大小無数の島々からなっており、そこには多数の民族が住んでいます。民族ごとに伝統的な技法や文様からなる服飾品がみられます。こうしたインドネシアの服飾は、基本的には腰にまとう腰巻(カイン・パンジャン)、筒状に縫い合わせた女性用の筒型スカート(サルン)、肩に掛ける肩掛(スレンダン)が主要なもので、正装用として、頭巾(カイン・クパラ)や上衣、腰帯、ズボン等も着用されました。これらの衣装には、ジャワ更紗として知られている蝋防染のバテックをはじめ、絣織のイカットなどが代表的なものですが、今回はこれまでほとんど展示されたことのなかった金糸をふんだんに織り込んで模様をあらわした緯紋織や縫取織の豪華な衣装も展示します。