本館 16室
2008年9月17日(水) ~ 2008年10月26日(日)
明治時代のはじめ、当館の前身である博物局は、江戸幕府が設立した唯一の官立医学校である医学館(いがくかん)の2000冊にも及ぶ旧蔵書を引き継ぎまし た。その後、当館の所管の変更にともない、医学館旧蔵書の大半は内閣文庫(内務省)、宮内庁書陵部(宮内省)に移管されました。しかし、博物館として必要な医学書は当館に残され、さらに銅人形や人体解剖模型など、医学と密接に関わる多くの資料も当館に保管され、今日に伝えら れています。
今回の特集陳列では、日本で記された最古の医学書である国宝の医心方(いしんぽう)や、江戸医学館以前の医学の様子を今に伝える室町幕府のお抱え医師、 曲直瀬道三(まなせどうさん)の著書や書簡を紹介します。また、『黄帝内経(こうていだいけい)』や『傷寒論(しょうかんろん)』等の中国の古い医学書 や、それらを参考に医学館で発行された医学書などから、江戸時代の医学研究の動向を垣間見られます。さらに『重訂解体新書(じゅうていかいたいしんしょ)』、銅人形などの医学関係資料によって、日本の医学の歴史を御覧いただきます。
今回の特集陳列では、日本で記された最古の医学書である国宝の医心方(いしんぽう)や、江戸医学館以前の医学の様子を今に伝える室町幕府のお抱え医師、 曲直瀬道三(まなせどうさん)の著書や書簡を紹介します。また、『黄帝内経(こうていだいけい)』や『傷寒論(しょうかんろん)』等の中国の古い医学書 や、それらを参考に医学館で発行された医学書などから、江戸時代の医学研究の動向を垣間見られます。さらに『重訂解体新書(じゅうていかいたいしんしょ)』、銅人形などの医学関係資料によって、日本の医学の歴史を御覧いただきます。