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東京国立博物館表慶館改修 「よみがえった明治建築」

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    表慶館
    2006年10月24日(火) ~ 2007年1月28日(日)

    慶びを表すという名がついた表慶館は、大正天皇(当時は皇太子)のご成婚をお祝いするために明治33年 (1900)に計画されました。設計は当時の宮内省技師片山東熊があたり、明治41年(1908)9月の竣工後、皇室に献納され、当館(当時東京帝室博物 館)が管理することになりました。

    表慶館は明治時代末期の洋風建築を代表する建築として、昭和53年(1978)5月に重要文化財に指定されましたが、老朽化による雨漏りなどのため、 2005年度より修理を行ってまいりました。このたびその工事が完成いたしましたので、装いをあらたにした館内を公開いたします。これにあわせ、今回の修 理の概要、表慶館創建時の設計図面やその後の歴史などを画像によりわかりやすく解説いたします。

    この機会に、よみがえった明治建築、表慶館の建築の技と美しさをご覧ください。

 開催概要
会期 2006年10月24日(火)~2007年1月28日(日)
※ただし、2006年10月31日(火)12:30以降、11月3日(金・祝)12:30以降、11月4日(土)・5日(日)・12月17日(日)の終日は、イベント開催のため、表慶館内部はご覧いただけません。
休館日 月曜日、年末年始(2006年12月28日~2007年1月1日)
※2007年1月2日(火)・3日(水)は開館し、4日(木)は休館。1月8日(月・祝)は開館し、翌9日(火)休館
開館時間 9:30~17:00
※2006年12月1日までの金曜日、および2006年10月31日(火)~11月5日(日)は20:00まで開館。入館は閉館の30分前まで
会場 東京国立博物館 表慶館 1階・2階
観覧料 平常料金でご覧いただけます
主催 東京国立博物館
協力 株式会社大林組、財団法人文化財建造物保存技術協会、株式会社森村設計
お問い合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
展示と概要
表慶館の歩み
  明治41年(1908)に竣工した表慶館のその後の98年の歩みを、設計図面、竣工当時の展示風景写真や展覧会関連資料などの画像を通して紹介します。あわせて、表慶館の正面玄関を飾る獅子像の製作者・大熊氏広による「大久保利通公胸像」、沼田一雅による「白磁鳳凰置物」も展示します。 
平成の大修理
  平成17年(2005)から今年にかけて、屋根の修理や展示室内部の壁面の塗り替えが行われました。画像と建築材料の展示を通して、今回の修理の概要を紹介します。
明治洋風建築の技と美
  今も実際に見ることができる表慶館の建築上のみどころを、解説スタンドにより紹介します。天井画やモザイクタイル、レリーフ、ライオンなど、意匠や成立過程などについての解説とともに、ご覧ください。

葺き替えた屋根

内装を創建当時に近い色とした

空調機を地下へ移し、室内が広く

窓から外光を取り入れた

ドームの天井画は浮き上がった絵の具のはく落どめなどを行った

裏手にスロープを設置。1階はバリアフリーに
関連事業  当日参加
表慶館ツアー「表慶館修理でみえてきたもの」
表慶館 2006年12月7日(木) 第1回 13:30~、第2回 15:00~ (内容は2回とも同じ)
講師:財団法人文化財建造物保存技術協会 小林裕幸 氏、株式会社森村設計 袖川政憲 氏、当館環境整備室長 小寺正人
集合場所:表慶館第9室
料金:無料(ただし、当日の入館料は必要)
表慶館改修記念コンサート
家喜美子チェンバロ演奏会 受付終了
表慶館 2006年10月15日(日) 14:00~
 
 
保多由子 メゾ・ソプラノコンサート 受付終了
表慶館 2006年10月31日(火) 16:30~、19:00~
 
 
コンサート「心花~kokohana~」 受付終了
表慶館 2006年11月3日(金・祝) 18:30~
 
 
河村典子ヴァイオリンひとり in 表慶館 受付終了
表慶館 2006年11月4日(土) 11:00~
 
 
コンサート「秋もはじめにきよし」 受付終了
表慶館 2006年11月4日(土) 16:30~
 
 
ア・カペラで聴く唱歌童謡の世界 受付終了
表慶館 2006年11月5日(日) 14:00~、18:00~
 
 
中野振一郎によるゴルトベルグ変奏曲 チケット完売
表慶館 2006年12月17日(日) 14:00~
 
 
表慶館改修記念イベント  受付終了
第3回 「台東区の伝統工芸職人展」 ~匠のものづくり~
表慶館 2006年11月21日(火)~26日(日) 9:30~17:00