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日本の博物学シリーズ 博物図譜-写生とそのかたち-

  • 『「博物館獣譜」のうち「象図」 博物局編 江戸~明治時代・19世紀 (2006年9月20日(水)場面替)』の画像

    「博物館獣譜」のうち「象図」 博物局編 江戸~明治時代・19世紀 (2006年9月20日(水)場面替)

    本館 16室
    2006年8月22日(火) ~ 2006年10月15日(日)

     日本の博物学は、中国の本草書に記された動植物名を日本のものと照合することから出発しました。博物学としての体系が整えられたのは18世紀以降で、享保年間(1716~35)頃から幕府が実施した全国産物調査を契機に、物産学が盛んになり、田村藍水、平賀源内、小野蘭山らの学者が活躍しました。さらに飯沼慾斎、岩崎灌園、宇田川榕菴、伊藤圭介などは西洋の博物学の影響をうけ、幕末から明治期にかけて優れた科学的研究を展開しました。

      こうした江戸の博物学の流れをたどりつつ、博物学者らによって描かれた動物、植物、魚類、菌類など、さまざまなジャンルにわたる楽しい博物図をご覧ください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
遠西舶上画譜 馬場大助筆 江戸時代・安政2年(1855) (2006年9月20日(水)から)
博物館写生図 関根雲停・中島仰山他筆 江戸~明治時代・19世紀 (2006年9月18日(月・祝)まで)
博物館獣譜 博物局編 江戸~明治時代・19世紀 (2006年9月20日(水)場面替)