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伝統工芸 技術記録

  • 『色鍋島技術記録 12代今泉今右衛門作 昭和30年(1955)』の画像

    色鍋島技術記録 12代今泉今右衛門作 昭和30年(1955)

    本館 14室
    2006年10月31日(火) ~ 2006年12月17日(日)

     文化財には有形と無形の2種類があります。有形文化財は絵画、工芸や出土品のように文字どおり形のあるもの。これに対して無形文化財は、能や歌舞伎、雅楽といった演劇や音楽のように、それ自体が形をもたないものです。伝統工芸を作る技も、そうした無形文化財の重要な分野のひとつとなっています。

      日本の伝統的な工芸は長い歴史の中で生れてきた優れた技によって作られています。こうした技を後世に伝えていくために、昭和20年代末から30年代にかけて国によって工芸技術の記録保存が行われてきました。今回は記録保存によって作られた工程見本などを手がかりとして陶磁、漆工、金工などのさまざまな分野の伝統の技の世界を探ります。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
七宝技術記録資料 安藤七宝店 昭和29年(1954)
色鍋島技術記録 12代今泉今右衛門作 昭和30年(1955)
関連する催し

第3回 「台東区の伝統工芸職人展」 ~匠のものづくり~
表慶館 1階 2006年11月21日(火)~11月26日(日) 9:30~17:00  受付終了
改修され美しくよみがえった表慶館を会場に、台東区の伝統工芸職人による製作実演を行います。