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日本の博物学シリーズ 上野公園の130年

  • 『天皇陛下御幸図 楊洲周延筆 明治9年(1876)』の画像

    天皇陛下御幸図 楊洲周延筆 明治9年(1876)

    本館 16室
    2006年4月25日(火) ~ 2006年6月25日(日)

     明治2年(1869)、明治維新の混乱によって閉鎖されていた上野の山が一般に開放されました。同6年に旧寛永寺境内の大部分が公園としての指定をうけ、その2年後上野の寛永寺本坊跡に博物館を開設する方針が内定すると、博物局は一帯の整備に着手し、「上野公園貸地条例」を定めるとともに、道路の修築拡張、休憩所の修繕、公園事務所の設置などを行いました。公園の整備が一段落した明治9年5月9日、天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ、開園式が挙行されました。以来、この地は多くの人々に親しまれ、大正13年(1924)には皇太子のご成婚を記念して、公園が東京市に下賜(かし)され、現在にいたっています。今回は、開園130周年をむかえた上野公園の沿革に関する資料を展示いたします。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
東京名所之内明治十年上野公園地内国勧業博覧会開場之図 河鍋暁斎筆 明治10年(1877) (2006年5月21日(日)まで展示)
東京名所上野公園地内国勧業博覧会美術館之図 安藤広重筆 明治10年(1877) (2006年5月23日(火)から展示)
天皇陛下御幸図 楊洲周延筆 明治9年(1876)
くちなわ物語(正倉院御物展観絵巻) 野間清六筆 昭和15年(1940)